学校の様子・お知らせ

一切れのパン

「一切れのパン」

戦争中、ある捕虜が脱走する際に、年老いたラビからハンカチにしっかりと包まれた一切れのパンをもらうのです。
 「一切れでもパンを持っていると思うと空腹に耐えることができる。おまえは若いからこれをもって逃げなさい。」

「ただし、そのパンはできる限り食べずに持って行きなさい。」と言います。
そして、男はその包みをポケットに入れ、逃げ続けます。

逃げる途中、何度も危険な思いをしますが、このパンだけを心の支えに、飢えの中でも食べたい誘惑にも負けず、強い気持ちを持ち続け、最後に自由の地にたどりつくのです。

そして、自分がここまで頑張りとおせたのはこの一切れのパンのおかげだと言って、包みを開けるのですが、包みから転がりおちたのは、一切れの木切れだったのです。

 

この話は、人間は、どんな絶望の状況でも、わずかな希望があれば、目標に向かって頑張ることができる・・・と言う教訓が込められています。

 

3年生は、いよいよ受験シーズン突入です。

3年生にとっての、一切れのパンは、自分自身の進路です。

自分は、来年の4月、どこで、何をしているか、イメージして、そのイメージが現実になるように、残り半年を、精一杯努力してもらいたいと思います。

 

* 本日の合同帰りの会で話す内容です。


*本音は、頼むから3年生。もう少し頑張らんといかんぞ。

もうそろそろ、エンジン全開にして勉強せんか!!!

と・・・心の中で願うばかりです。