人権講話「土呂久に学ぶ」
本日[2月8日(水)]、3年生は人権講話を行いました。
ねらいは、「宮崎県で発生した土呂久公害について正しく理解させ、差別や偏見のない社会を実現する態度を育成すること」です。
宮崎大学土呂久民俗資料室の川原客員教授に講師として来校していただきました。
(新聞記者として、1971年に土呂久公害を取材したのが土呂久との出会いだそうです。)
講話はリモートで実施し、進行等の代表生徒のみ会議室で聞きました。
スライドを使いながら、大変分かりやすい丁寧なお話でした。
土呂久鉱山(宮崎県高千穂町)が開かれ、亜ヒ酸製造が始まった歴史的背景・史実から公害の実態や被害・症状などについて詳しく知ることができました。
また、民話やかねふき唄の不思議な歌詞の紹介なども交えられ、生徒達は興味深く聞き入っていました。
現在、土呂久地区には"憩いの広場(土呂久鉱山跡桜植樹地)"などもあり、宮崎県も2017年度から土呂久を教材にした環境教育を推進する事業を展開しています。
代表生徒が「『土呂久に学ぶ』を通して、多くの学びと気付きがありました。今日の学びをこれからに活かしていきます。」とお礼の言葉を述べました。
講話の後、「この活動を県内の多くの学校を訪れ、広げたいです」と話されていました。
川原先生のこれからのご活躍と講演活動の広がりを願います。
「ありがとうございました。」