学校の様子

体育大会③「実行委員長の言葉」

体育大会の閉会式の"体育大会実行委員長のあいさつ"を紹介します。

「体育大会お疲れ様でした。

今年の体育大会は熱中症対策やコロナウイルス影響などの観点から半日開催、プログラムを一部縮小した形で実施されました。

これは、当たり前のことではなく色々な人の努力で成り立っていることを忘れないで下さい。例えば、夏休み期間中や昼休み、放課後など様々な時間を利用して練習を行ったリーダーたち、団装飾の係の人はこんなにも素晴らしい団看板を制作してくれました。

役員の生徒も、体育大会運営のために準備をし、係の仕事を果たしてくれました。

そんなふうにみんなが史上最高の体育大会にするために一人一人が頑張っていた体育大会目前にコロナウイルスの影響によって2クラスが学級閉鎖。その日は一斉下校となり、体育大会が行われるかどうかも不安でした。

しかし、先生方が西中生徒全員が完全燃焼できるようにと、何度も何度も会議を重ね、その結果、延期という形で体育大会を行うことができました。

1日開催がやりたかった人が多いかもしれません。僕も実際その1人です。しかし僕たちが今、考えるべきことはそんなことではありません。西中生全員が今考えなければならないことは体育大会が開けることができたことへの感謝の気持ちだと思います。

もしかしたら、体育大会が今年は無くなっていたかもしれない。その可能性は十分にあったと思います。そんなことを考えると、みなさんが体育大会に全力で取り組み楽しめたのは、影で「生徒たちのために」と会議を重ねたり、準備してくださった先生たちのサポートがどんなに大きかったことか、みなさんならわかっていることでしょう。当たり前を行うために多くの人が影で努力している。そのことは忘れないようにしてほしいです。

3年生は3回目の体育大会で中学校最後の体育大会でもありました。コロナウイルスによる制限で苦しむ場面も多かったでしょう。しかし、そんな中でも負けずに先輩として1、2年生を引っ張ってきてくれました。逆境の中でも抗い続ける事ができる3年生は受験などプレッシャーがある中でも希望を見つけだし、実現できると信じています。

2年生は初めての後輩ができ、1年生を引っ張りながらも、3年生をサポートするというとても大変な立場だったと思います。しかし、見事にやり遂げてくれ良い体育大会になりました。

1年生は、初めての体育大会で分からないことも多かったことでしょう。そんなときには、先輩たちに助けてもらいながらも自分たちのできる最大限のやり方で頑張っていたと思います。この体育大会は他の誰でもなく、西中学校全員で創り上げたものだと、僕は思います。

最後に苦楽をともにした同じ団の仲間に、「お疲れ様」や「ありがとう」などの言葉を掛け合って下さい。そうすることでより良い思い出になることでしょう。

また、朝早くから準備をしてくださった保護者の方にも、「今日は応援をしてくれてありがとう」と感謝を伝えるようにして下さい。

体育大会を無事に終えることができて本当によかったです。

今日は1日ありがとうございました。」

体育大会実行委員長

実行委員長として・・・。3年生として・・・。とても思いのこもった内容でした。

全校生徒、保護者、職員に実行委員長の言葉はしっかり届きました。