「命の授業」
3月13日(水)、都城市教育委員会の主催により「命を大切にする授業」がありました。
「全校生徒を対象に「命を大切にする授業」を行うことで、自己肯定感を高め、自他の生命を尊重する態度を養うとともに、仲間を支え合う環境を醸成する。」ことを目的としています。
開会行事で、児玉教育長が講師紹介をされました。
講師の腰塚勇人氏は、元中学校体育教師でありましたが、スキーの大事故で首の骨を折り、奇跡的に命は取り止めたものの、全身まひの体になられました。その後、周囲の応援と励ましを受け、懸命のリハビリにより社会復帰できるまでに回復されました。現在は、全国各地で講演活動を通して「命や当たり前の大切さ」などを伝えていらっしゃいます。
「ドリー夢(む)メーカー」の存在が人を勇気づけ、逆に「ドリー夢キラー」は周りにも自分の中にもいること。
自分にとっての「ドリー夢メーカー」は誰ですか。自分は誰かの「ドリー夢メーカー」になれていますか。
大事故のあと、麻痺した身体と向き合い、両親や奥様、同僚、生徒達など多くの人たちが自分にとっての「ドリー夢メーカー」となり、当時の3年生の学級担任として復帰する夢[目標]に向かい、懸命に過ごした4か月間の話に生徒も職員も聴き入りました。
腰塚先生の実体験から成る話の熱と想いとが伝わります。
動画やスライドを使いながら、「命の授業」は進んでいきます。
頷きながら聴き、メモを取る生徒も多くいました。
先生が大事にされている「5つの誓い」を教えて下さいました。
【5つの誓い】
・口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
・目は人のよいところを見るために使おう
・耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
・手足は人を助けるために使おう
・心は人の痛みがわかるために使おう
生徒代表お礼の言葉と校長謝辞で講演会は閉会しました。
先生の講演を聴き、生徒も職員も感銘を受け、多くのことを学び、感じ、心に残る講演会となりました。
「腰塚先生、ありがとうございました。これからのますますのご活躍を祈念いたします。」
また、本市教育委員会の皆様、これまでの連絡調整、会場準備・片付け等も含め、本講演会を実施していただき、「ありがとうございました。」