学校の様子

高城地区の福祉活動から「支え合い」を学ぶ

 6月27日(金)、総合的な学習の時間を使って、高城地区の福祉活動について深く学びました。高城地区社会福祉協議会の方々を講師にお招きし、ボランティア活動の現状や、地域での助け合いの重要性についてお話いただきました。

 最初に、高城地区社会福祉協議会の石田操会長よりお話を伺いました。高城地区の歴史や人口減少の現状に触れながら、社会福祉協議会が地域住民の安心・安全な暮らしを支えるために、どのような役割を担い、活動しているかを詳しく説明してくださいました。

 特に印象的だったのは、「自助」と「共助」の重要性です。「まずは自分でできることをする『自助』を大切にし、その上で地域の人々と助け合う『共助』が必要である」というメッセージは、私たち生徒にとって大変学びの多いものでした。

 

 続いて、高城地区ボランティア連絡協議会の新原明義会長から、ご自身の経験に基づいたボランティア活動についてお話いただきました。

 新原会長は、会社員時代に荷物で困っていた高齢女性を助けた際、後日感謝の手紙を受け取ったことが、困っている人を助けることに生きがいを感じ、ボランティア活動を続けるきっかけになったと語ってくださいました。また、本校生徒が信号機で困っていた幼児に手を差し伸べた例を挙げ、「私たちにもできることはたくさんある」と、身近な行動が地域に貢献できることを教えていただきました。

 講話の締めくくりとして、「みんなが安心して暮らせる高城を考えよう」というテーマで9つのグループに分かれ、活発な話し合いを行いました。

 各グループでは、誰もが安心して暮らせる地域にするために、自分たちに何ができるかを真剣に議論しました。話し合いの中で生まれた多様な意見やアイデアを、今後の学校生活や地域での活動に積極的に生かしていきたいと思います。今回の学びを地域貢献に繋げていけるよう、生徒一同努力していきます。