校長トーク42回

 皆様は、今の本校の輪太鼓を作っていらっしゃる方をご存じでしょうか?昔は身近なところにも職人の方はおられたのでしょうが、現在は鹿児島の方にお願いしております。皮が破れて叩けない輪太鼓を持って、直接鹿児島県日置市伊集院町にある「宮内太鼓楽器店」を訪ねてきました。以前よりどんな方が作っているのか、どんな風に作っているのか等々興味がありましたので、電話でお願いするより直接会ってお話ししたいと考え、早速土曜日に行ってきました、。ご本人も立派な職人の方でしたが、それを支える奥様もとても感じの良い方でした。家に上がらせていただき、お茶を飲みながら最近の太鼓の皮事情や伝承の大切さ、何代目であるかなど、様々なお話を伺うことができました。携帯電話に去年の秋祭りの様子を動画でとっていたので見ていただくと「こうやって使っているんですね!」と感動してくださいました。
 最近では、野菜や工具など、生産者の顔が見える場面が増えてきました。誰が、どうやって、どんな思いで丁寧に作り上げているかがわかると、より一層輪太鼓に愛着がわいてきます。機会があったら、是非本校にご招待して子どもたちの演舞する姿を見ていただきたいなと心から思いました。