今日の出来事

会議・研修 児童生徒意見発表会

 12月21日(日)に、「豊かな心を育てる富島中校区生徒指導実践会議」による『児童生徒意見発表会』が開催されまし

た。本事業は、日向市内の中学校区で開催されていたようですが、現在では本校区のみが開催しています。

 本事業の目的は、本会則第2条に「学校・家庭・地域のすべての力を結集し、(中略)児童・生徒の豊かな心を育成す

ることにより、非行を防止し、もって健全育成に努めることを目的とする。」とあります。つまり、児童生徒への様々

な活動を催すことにより、豊かな心を育み、健全な成長を促すといった目的があります。

 そこで、伝統的に開催されてきたのが、この「児童生徒意見発表会」です。以前は、それぞれが自由なテーマで個人

の主張を行ってきましたが、ここ数年はテーマを決めて発表する形式になってきました。本年度は、「絆を深め、つな

がりを持ち続ける富島中学校区であるために、何ができるか?」というテーマでした。今回は、特に「持続可能な富島

中校区にするために今、私たちに何ができるか?」にこだわってきました。中学校ではこれまで、鈴木忠亨氏(「有限

会社 鈴建」社長)による講演(10月28日実施)、富中校区一斉防災訓練(11月9日実施)への参加を通して、それに

ついて考えてきました。

 同じように校区内3つの小学校でもこのテーマで考え、それぞれ自分たちが調べ考えたことを発表してくれました。

【日知屋小学校】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日知屋小は、「私たちと防災」というテーマで取り組み、次のように発表してくれました。津波等の被害が予想され

るため、地域と外部の人々と協力することが必要である。そこから、様々な訓練の仕方を学んだ。また、訓練や外部の

方の話を聞き、多くの課題を見つけることができた。その中から、避難場所や避難経路上の清掃活動など、できること

から始めていきたい。

【細島小】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 細島小は、きずなを深めつながりを持ち続ける魅力ある細島というテーマで取り組み、 次のように発表してくれま

した。令和4年度に公民館と小学校が一体となった施設ができたことで地域との関係がより密接になった。SPS(セー

フティ プロモーション スクール)=安全を進める学校に任命され、防災訓練・防災学習をはじめ学校生活の様々な

場面で安全を意識した取組をしています。そして、今私たちにできることは、仲のよい地区にすること、防災への意識

を地域で高めることの2点をあげました。

【日知屋東小】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日知屋東小は、3つのグループがそれぞれ発表してくれました。1つめのグループは、地域の行事を通じて地域と繋

がるために、地域の行事に積極的に参加し、地域の人々とつながるきっかけをつくることが大切である。

 2つ目のグループは、地域の方々と繋がるために「あいさつ」を重視する。「あいさつ名人」・「あいさつ運動」などを

行っている。3つ目のグループは、地域と繋がるために「感謝の気持ちを伝える」取組を行った。家庭や地域でも言葉

にして感謝を伝えることが大切だとまとめてくれました。

【富島中学校 1、2年生】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 富島中1年生は、ペットボトルキャップの回収、ピカピカ大作戦を通じて地域と繋がることができるのではないかと

提案してくれました。2年生は、職場体験学習を通じて、人々が支え合い、お互いを尊重し合いながら働いていること

がわかり、そうやって地域の繋がりもできていくのだと気づいた。また、防災訓練での参加者を増やし、地域での繋が

りを強くする必要があると感じた。と発表してくれました。

【富島中生徒会・部活動キャプテン会】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 富島中生徒会は、小中学生がつながるための文化祭の提案をしてくれました。また、部活動キャプテン会は、小学校

6年生を対象とした部活動体験会の提案をしてくれました。

【パネルディスカッション】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パネルディスカッションでは、次のような意見が出されました。

 〇将来日向市を離れることがあっても、日向市のことを想い続けたり、最終的には戻ってきてもよい場所である。

 〇大人になっても、この場所を大切に思えるよう、子どものうちから地域の行事に参加し、人とふれあうようにして

  おく。

 〇大人が楽しく生き生きとしている姿を見せていくことが大切ではないか。

【まとめ】

 児童生徒の発表、パネルディスカッションの内容をまとめると、「富島中校区が持続可能な地域で有り続けるために

何ができるか」をここに住むみんなが考え続けることと、できることから始めることだということです。そして、これ

から1年かけて何ができたかを来年のこの場で発表できるよう取り組んでいく必要があると感じました。

 この取組を続ける限り、いやこのことを考え続ける限り、富島中校区は持続可能な地域として残り続けるはずです。

わがふるさと「富島校区」を、大切な場所として守り続けましょう。