学校の様子

会議・研修 家庭科の授業~「防災について考える」

 家庭科で「防災学習」を実施 ~ 外部講師招聘

 3月4日(火)2年生の家庭科の授業において、市役所の防災推進  

課の方々を招聘し、「防災」の授業を実施しました。

 家庭科の学習内容は、3つの領域(「A家族・家庭生活」,

「B衣食住の生活」,「C消費生活・ 環境」)から構成されて

おり、今回の2年生の授業は、「B衣食住の生活」の中に属する

学習内容です。学習指導要領では、Bのカテゴリーの中で、自然

災害に 備えた住空間の整え方ついても扱うことと記されており、

特に、家族の安全を考えた住空間の整え方について理 解させるよ

う強調されています。

 そこで、今回の授業では、「防災」をテーマに「どのようなものを普段備えておけばよいのだろうか?」という学習課題で授業が進められました。最初に、市の防災推進課の方から東日本大震災の様子や昨年発生した日向灘沖地震の様子についてプレゼンによる説明がありました。その後、将来発生するであろうと言われている南海トラフ地震についての予測が動画や数値で示されました。

 地震・津波に対するイメージができた段階で、班に分かれてどのようなものを日頃準備しておけばよいかを考え、模造紙にまとめる作業を行いました。生徒たちは、最初戸惑いも見られ、なかなか発想が浮かばなかったようですが、だんだんと話し合いが進むとどの班も多くの考えが出され、模造紙いっぱいに準備物が貼付されていました。

 海岸に近い場所に立地している本校は、地震・津波への危機感を常にもっており、避難訓練等については方法を変えながら実施し、どこで起きても自分で判断できる力を身に付けさせようと努力しているところです。今回の授業は、自宅から避難する際に持って出るものをどのように準備しておくかということが学習課題でした。持ち出しに耐えられる必要最低限のものとしてどうするかを考えるいい機会になったと思います。

 家に帰り、生徒たちが家庭で今日の授業の内容を話題にし、さらに防災への意識が拡がることを期待しています。