日誌

県中学校総合体育大会を前に。

県中学校総合体育大会を前に。

9日に開幕した夏の高校野球宮崎県大会で3年ぶりに行われた開会式。

都城農業の岩本真明主将による選手宣誓の全文を紹介します。

 

「2年前の4月、幼いころから夢見た甲子園という大きな舞台を目標に掲げ、覚悟と希望を抱き高校野球生活の物語が始まりました。
しかし、コロナウイルスというまさかの事態が私たちに襲い掛かり、その物語は思い描いたシナリオ通りには全く進んでくれませんでした。
それでも野球に対する情熱は変わることなく、仲間とともに励まし合いながら、どんな困難も乗り越え、きょう、この日を迎えることができました。
この大会に参加するにあたり、コロナ禍で甲子園を目指すことができなかった2年前の先輩方。そして、甲子園出場を掴みながらもプレーすることが叶わなかった宮崎商業高校の先輩方の思いを胸に刻み、全力でプレーすることが私たちに与えられた果たすべき使命だと感じています。
ようやく、ここサンマリンスタジアムに集うことのできた宮崎の高校球児全員で一致団結して、その使命を果たし、これまで支えて下さったすべての方々に笑顔と感動を贈る最高の恩返しをするとともに、物語の最終章に向かって、これからの人生の糧になる熱い最高の夏にすることをここに誓います」

この文章を読むとグッと体に力が入る自分がいる。
思い出す。君たち3年生が入学したころ。
先輩方の何とも言えない表情、姿。
何とかしてあげたい、そんな周囲の協力。
様々な想いを胸に県大会の舞台で、「乗り越える」。