日誌

「情報モラル学習」



2月25日に「情報モラル学習」を行いました。


日之影町では町内の小・中学生にタブレットが配付されています。

ご家庭によっては、すでに個人のスマホを持たせているところもあるようです。

確かにタブレットやスマホはとても便利ですが、ネットが身近になりすぎたことにより、
子ども間でのネットトラブルや、こども達をターゲットにする悪質なサイト等が近年増加しています。

 




本日は、「タブレットやスマホと上手くつき合うために」というテーマで、
教育委員会の川添指導主事にお越し頂き、全校生徒に向けてご講話いただきました。

夜遅くまで使いすぎることによる生活習慣の乱れや、個人情報の扱い方などワークショップをしながら
「何がどのように問題なのか」理由を考え、生徒同士でお互いに意見をシェアしました。




「ネット上にあげても良いと思う写真はどれか」
という選択式の問題では、個人個人で答えを選び意見交換すると、
思ったよりも相手が違う答えを選んでいることが分かり驚いている生徒や、
人との価値観の違いに改めて気づき、「こういうところからトラブルが起きるんだな」と学んでいました。

 







川添先生からは、ネットトラブルに関する解決法を書いたおすすめの本などもご紹介頂きました。

また、「悪口を言った相手は、今頃自分が悪口を言ったなんて忘れているもの、
そもそも悪口を言った自覚すらないこともある。
そんな相手のために心を痛めて悩んでいる時間はもったいないんだよ」

とネットで悪口を言われた時の心の切り替え方なども教えて頂きました。
先生の講話に生徒達は聴き入っていました。




今日の講話を聞き、生徒からは、「今度自分のスマホを買ってもらうので、
使い方などのルールを今一度親としっかり話し合い決めたい。」
また、「メールなどの文面だけからでは人によっては受け取り方が違う。
顔が見えない分、メールの内容等も慎重に考えるべきだと改めて思った。」と感想を述べました。


ネットに触れる時間が多い分、生徒達のほうがネットに関して詳しい部分もあるかもしれませんが、
何かトラブルがあったときにその解決策を知っているのは人生経験の豊富な大人達です。

決して一人では抱え込まず、自分だけで解決しようとするのではなく、大人に頼ってください、
相談する勇気も必要とお話しいただきました。

 




目の前にしているのはスマホやタブレットなどの機械ですが、
機械の向こう側にいるのは生身の人間だということをしっかりと考えてほしいです。

今後も自分をしっかりと持って振り回されず、
正しいネット社会との付き合い方をしていってほしいと思います。