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放射線セミナー 8/26(月)

 日本原子力文化財団のご協力により、九州大学工学部の先生を2名お越しいただき、放射線セミナーを行いました。今年度は理数科1年・3年の2日間連続で行っていただきました。まずは、放射線の基礎知識を学ぶ講義からスタートしました、その後、霧箱を用いて放射線の動きを観察したり、様々な物質を用いてγ線を遮蔽したり、β線を偏向させてその角度と計数率をグラフ化したり、実際に自然放射線を測定したり、といった様々な実習を行いました。生徒は普段目にすることのない現象や機材に興味津々のようでした。

 放射線は量によっては危険なものとなりますが、がん治療や病気の診断、文化財の検査、殺菌・滅菌、年代測定など、現代社会の最先端技術を支える重要な道具となっています。放射線を取り扱う業務に従事している人は国内だけでも60万人と推定されています、正しい放射線の知識を持って社会で活躍し欲しいと思います。


サイエンス合宿 7/23(火)~26(金)@御池少年自然の家ほか

初開催となるサイエンス合宿を高校1年生理数科(中学2・3年生途中参加)を対象に実施しました。
SSH事業の一環で①「霧島ジオパークでのフィールドワークを通して、『本物』に触れることで、五感で捉え、心が動かされるような体験をし、探究心を高めるとともに探究プロセスの獲得と次年度の探究活動へ繋がる地元発信の『科学の種』を獲得する」、②「異学年との体験活動をともにすることで、知の継承や研究のノウハウを継承を行い、探究活動の底上げを図る」という目的のもと、3泊4日で実施しました。この4日間は『キーワードの設定』『問い作り』『仮説立て』を日々の体験活動の中で行い、探究のプロセス(SRP)の獲得を目指します。

23日(火)

高千穂河原ビジターセンターで霧島ジオパークの歴史や文化等を学んだのちに、えびのエコミュージアムで活火山や生物、植物の多様性について知り、実際に活火山周辺のフィールドワークを行いました。その後、宿舎へ戻り、夜には高崎天文台の蓑部樹生氏による講義が行われました。生憎の雨で星空は観測できませんでしたが、生徒の感想には「この講義で宇宙を見る目が広がった」という前向きなものが多数見られました。

 

 

24日(水)

御池青少年自然の家を出発後、前日に学んだ破局噴火による加久藤カルデラを白鳥展望所で眺め、享保用水路のフィールドワークに向かいました。そこでは宮崎大学の竹下伸一准教授に案内をしていただき、用水路が「なぜ最短経路ではなく迂回したか」という問いを持ちながら、用水路周辺の地形や歴史を探究しました。フィールドワーク後は宿舎へ戻り、火おこし体験①と野外炊飯①に挑戦です。初めての「まいぎり式」の火おこしに悪戦苦戦しながらも、最後まで諦めずに(約3時間)挑戦を繰り返しました。夜は振り返りとポスター作成を行いました。

 

 

 

「まいぎり式」             (火を起こさぬ者、食うべからず??)    こっちも悪戦苦闘…。 

 

25日(木)

野鳥の森での植物や生物の多様性について知るフィールドワークを行いました。この日からは本校附属中2・3年生も加わり、中高混合班で対話をしたり、ヤマビルと格闘したりしながら楽しく活動しました。宿舎へ戻り、午後からは火おこし体験②と野外炊飯②を、引き続き中高混合班で挑戦しました。2回目の火おこしは「きりもみ式」だったので更なる苦戦が予想されましたが、前日の経験と新たなアイデアの創出により、あっさりと火を着ける班もありました。野外炊飯の方も昨日の失敗等を活かし、手際よく(?)ご飯とカレー作りをしました。夜は最終日のポスター発表へ向けて班活動を行いました。

 

 (後半は、ヤマビルが気になり、目線が足下ばかりに…。)                   「きりもみ式」

 

26日(金)

御池少年自然の家でポスター発表会を行いました。このサイエンス合宿4日間のまとめです。フィールドワーク等で得た貴重な体験をもとに『キーワードの設定』『問い作り』『仮説立て』てプレゼンしました。そのなかには前日のヤマビルを解剖し探究している班もあり、独創性豊かな発表となりました。

 

初めてのサイエンス合宿、異学年によるフィールドワークおよび宿泊研修、火おこし、飯ごう炊さん等々がありましたので、今後の『知の継承』にも大いに期待したいところです。
 
7月7日(日)に、県内SSH指定校である泉ヶ丘高校、宮崎西高校、延岡高校3校と幹事校である宮崎大宮高校との4校連絡協議会のキックオフ行事となる「東大でのディスカッション講義を体験しよう!」が、大宮高校視聴覚室で行われました。講師は東京大学教養学部非常勤講師、宇野健司先生です。先生は宇野ゼミという東京大学最大の宇野ゼミ(500名)にて教鞭を執られており、交換留学指導やディスカッション指導、就職活動指導に強いという評判の先生です。ディスカッションを通して問題解決型の論理的思考スキルを身につけるとともに、多様な人たちとのコミュニケーションを通して他者と協働することへの意欲を高める内容の講義でした。本校からは1年生6名2年生6名の計12名が参加し、県内トップの生徒達と肩を並べながら、一歩も引けを取らない熱い暑いディスカッションを繰り広げていました。このSSH指定校の中から、きっと未来の東大生、未来の県知事、未来の世界的な科学者が現れてくれることを期待して、次回の4校連参加を楽しみにしたいと思います!!

 

 

 

『SSH講演会』6/15 @都城泉ヶ丘高校体育館

   本日、SSH講演会と銘打って、本校の卒業生であり、宮崎大学工学部を卒業後、村田製作所で勤務されている鈴木まゆ様にお越しいただき、生徒が知らないものづくりの現場で働く女性のお仕事や、進路についてご講演をいただきました。

 御自身も最初から現在の職業を目指したわけではなかったという体験談をもとに、「昨今の社会は常に変わり続ける。自分の興味や面白いと思うことを日々アップデートして、広い視野で将来の選択肢を増やして欲しい」と生徒への新たな視点をもつ大切さを話されました。

 

講演会後、鈴木さんと一緒にお弁当を食べながら、進路選択のこと、工学部のこと、企業のこと等もっと知りたいことについて意見交換を行う「サイエンスランチカフェ」が行われました。事前に応募していた生徒に加えて、当日参加の生徒も加わり、20名弱で会がスタートしました。鈴木さんが講演でお話しされた「知らなきゃ選べない」の言葉通り、自分が将来の進路や職業を選ぶために、様々な質問を通して一生懸命「知ろう」とする姿が印象的でした。生徒から出てくる全ての質問に丁寧に答えていただき、参加した生徒たちは貴重な時間を過ごしました。

 

 

 この講演会は宮崎大学の御協力により実施することができました。宮崎大学が取り組んでいる「アマテラス・ガールズ・プロジェクト」についてはクラスルームやクラッシーを通じて発信しておりますので、是非ご覧ください。

お知らせ

放射線セミナー 8/26(月)

 日本原子力文化財団のご協力により、九州大学工学部の先生を2名お越しいただき、放射線セミナーを行いました。今年度は理数科1年・3年の2日間連続で行っていただきました。まずは、放射線の基礎知識を学ぶ講義からスタートしました、その後、霧箱を用いて放射線の動きを観察したり、様々な物質を用いてγ線を遮蔽したり、β線を偏向させてその角度と計数率をグラフ化したり、実際に自然放射線を測定したり、といった様々な実習を行いました。生徒は普段目にすることのない現象や機材に興味津々のようでした。

 放射線は量によっては危険なものとなりますが、がん治療や病気の診断、文化財の検査、殺菌・滅菌、年代測定など、現代社会の最先端技術を支える重要な道具となっています。放射線を取り扱う業務に従事している人は国内だけでも60万人と推定されています、正しい放射線の知識を持って社会で活躍し欲しいと思います。

サイエンス合宿 7/23(火)~26(金)@御池少年自然の家ほか

初開催となるサイエンス合宿を高校1年生理数科(中学2・3年生途中参加)を対象に実施しました。
SSH事業の一環で①「霧島ジオパークでのフィールドワークを通して、本物』に触れることで、五感で捉え、心が動かされるような体験をし、探究心を高めるとともに探究プロセスの獲得と次年度の探究活動へ繋がる地元発信の『科学の種』を獲得する」、②「異学年との体験活動をともにすることで、知の継承や研究のノウハウを継承を行い、探究活動の底上げを図る」という目的のもと、3泊4日で実施しました。この4日間は『キーワードの設定』『問い作り』『仮説立て』を日々の体験活動の中で行い、探究のプロセス(SRP)の獲得を目指します。

23日(火)

高千穂河原ビジターセンターで霧島ジオパークの歴史や文化等を学んだのちに、えびのエコミュージアムで活火山や生物、植物の多様性について知り、実際に活火山周辺のフィールドワークを行いました。その後、宿舎へ戻り、夜には高崎天文台の蓑部樹生氏による講義が行われました。生憎の雨で星空は観測できませんでしたが、生徒の感想には「この講義で宇宙を見る目が広がった」という前向きなものが多数見られました。

 

 

24日(水)

御池青少年自然の家を出発後、前日に学んだ破局噴火による加久藤カルデラを白鳥展望所で眺め、享保用水路のフィールドワークに向かいました。そこでは宮崎大学の竹下伸一准教授に案内をしていただき、用水路が「なぜ最短経路ではなく迂回したか」という問いを持ちながら、用水路周辺の地形や歴史を探究しました。フィールドワーク後は宿舎へ戻り、火おこし体験①と野外炊飯①に挑戦です。初めての「まいぎり式」の火おこしに悪戦苦戦しながらも、最後まで諦めずに(約3時間)挑戦を繰り返しました。夜は振り返りとポスター作成を行いました。

 

「まいぎり式」             (火を起こさぬ者、食うべからず??)    こっちも悪戦苦闘…。 

 

25日(木)

野鳥の森での植物や生物の多様性について知るフィールドワークを行いました。この日からは本校附属中2・3年生も加わり、中高混合班で対話をしたり、ヤマビルと格闘したりしながら楽しく活動しました。宿舎へ戻り、午後からは火おこし体験②と野外炊飯②を、引き続き中高混合班で挑戦しました。2回目の火おこしは「きりもみ式」だったので更なる苦戦が予想されましたが、前日の経験と新たなアイデアの創出により、あっさりと火を着ける班もありました。野外炊飯の方も昨日の失敗等を活かし、手際よく(?)ご飯とカレー作りをしました。夜は最終日のポスター発表へ向けて班活動を行いました。

 

 (後半は、ヤマビルが気になり、目線が足下ばかりに…。)                   「きりもみ式」

 

26日(金)

御池少年自然の家でポスター発表会を行いました。このサイエンス合宿4日間のまとめです。フィールドワーク等で得た貴重な体験をもとに『キーワードの設定』『問い作り』『仮説立て』てプレゼンしました。そのなかには前日のヤマビルを解剖し探究している班もあり、独創性豊かな発表となりました。

 

初めてのサイエンス合宿、異学年によるフィールドワークおよび宿泊研修、火おこし、飯ごう炊さん等々がありましたので、今後の『知の継承』にも大いに期待したいところです。
 

7月7日(日)に、県内SSH指定校である泉ヶ丘高校、宮崎西高校、延岡高校3校と幹事校である宮崎大宮高校との4校連絡協議会のキックオフ行事となる「東大でのディスカッション講義を体験しよう!」が、大宮高校視聴覚室で行われました。講師は東京大学教養学部非常勤講師、宇野健司先生です。先生は宇野ゼミという東京大学最大の宇野ゼミ(500名)にて教鞭を執られており、交換留学指導やディスカッション指導、就職活動指導に強いという評判の先生です。ディスカッションを通して問題解決型の論理的思考スキルを身につけるとともに、多様な人たちとのコミュニケーションを通して他者と協働することへの意欲を高める内容の講義でした。本校からは1年生6名2年生6名の計12名が参加し、県内トップの生徒達と肩を並べながら、一歩も引けを取らない熱い暑いディスカッションを繰り広げていました。このSSH指定校の中から、きっと未来の東大生、未来の県知事、未来の世界的な科学者が現れてくれることを期待して、次回の4校連参加を楽しみにしたいと思います!!

 

『SSH講演会』6/15 @都城泉ヶ丘高校体育館

   本日、SSH講演会と銘打って、本校の卒業生であり、宮崎大学工学部を卒業後、村田製作所で勤務されている鈴木まゆ様にお越しいただき、生徒が知らないものづくりの現場で働く女性のお仕事や、進路についてご講演をいただきました。

 御自身も最初から現在の職業を目指したわけではなかったという体験談をもとに、「昨今の社会は常に変わり続ける。自分の興味や面白いと思うことを日々アップデートして、広い視野で将来の選択肢を増やして欲しい」と生徒への新たな視点をもつ大切さを話されました。

 

講演会後、鈴木さんと一緒にお弁当を食べながら、進路選択のこと、工学部のこと、企業のこと等もっと知りたいことについて意見交換を行う「サイエンスランチカフェ」が行われました。事前に応募していた生徒に加えて、当日参加の生徒も加わり、20名弱で会がスタートしました。鈴木さんが講演でお話しされた「知らなきゃ選べない」の言葉通り、自分が将来の進路や職業を選ぶために、様々な質問を通して一生懸命「知ろう」とする姿が印象的でした。生徒から出てくる全ての質問に丁寧に答えていただき、参加した生徒たちは貴重な時間を過ごしました。

 

 

 この講演会は宮崎大学の御協力により実施することができました。宮崎大学が取り組んでいる「アマテラス・ガールズ・プロジェクト」についてはクラスルームやクラッシーを通じて発信しておりますので、是非ご覧ください。