都農町長の熱いメッセージ!!

1月30日(月)は都農町長 河野正和様が来校し
都農町の未来を担う都農高生に、講話をいただきました。


今回の講話は、主権者教育の一環として企画されました。
町長の若い頃の経験談から、都農町が今に至るまで…
大変興味深いお話でした。

◎ラグビーで大ケガをした高校時代
高校生の頃は、ラグビーの選手だった正和氏。
当時は恵まれない体格ながらも大活躍!かなり有名な選手でした。

しかし、その頃に肩を大ケガしてしまい長期入院。
就職や進学のチャンスを逃してしまいました…。

ところが、この逆境で一念発起。
裕福でなかった家庭を支えるため、猛勉強して役場に入りました!

◎運命の県庁出向
社会人になってからは、地元都農町でラグビーを続けて
所属するチームは宮崎県1位にまで昇りつめます。
さらに、20代前半で結婚して家庭を持ち、役場の仕事も頑張っていたある日・・・
1年間の県庁への出向を命じられます。

ここで、"大人として目が覚めた"といいます。

県庁の地方課は周囲を見れば、みんなエリート。
優秀な仕事をこなす人ばかり!
対して、自分は高卒。
あまり勉強してこなかった事を激しく後悔したそうです。

しかし、ここでも負けじと一生懸命勉強を始めます。
正和氏、29歳の頃でした。

◎昔からの夢を叶えようと・・・
町長には、若い頃に仲間と誓った夢がありました。
「都農町の野菜を、いつか出来る高速道路で全国に広めて都農町を盛り上げよう!」
そして、47歳の頃、役場を辞めようと決意します。
いよいよ農業法人を立ち上げて、夢をかなえるのです。

ところが、当時役場の課長だった正和氏に、地域の方から
町長選出馬の依頼が来ました。

初めは『夢』のために、町長になるつもりはありませんでしたが
地域の方の熱意に押され、了承。
選挙戦の末…当選したのです!

◎財政危機の都農町が・・・

正和氏が町長になったころ、町は財政危機でした。
自信を無くしている都農町民。
そこらでは「ダメだ、ダメだ」とあきらめの声。

そこで町長は、徹底的な行財政改革に乗り出します。
役場職員の給料カット!町民の補助金もカット!
・・・
短期決戦で財政の立て直しに取り組んだ結果
道の駅プロジェクトを始め、様々な事業が成功。
現在では、「ふるさと納税」で全国3位の水準にあたる自治体となりました。

・・・以上が、都農町長のこれまで。
知られざる、都農町長の物語でした。


ここで、高校生との議論に入ります。
都農町はどんな町で、これからどうなってほしいか。

生徒からは
「祭りが多く、元気がある町」
「名産品を全国にアピールできるようにしたい」
など意見が出ました。

◎若者よ、勉強せよ!
最後に、都農町長から高校生に望むことを話されました。

まずは行動の原動力となる夢、目標、希望を持つこと。
そして、夢を叶えるために勉強をすること。
町長は若い頃に勉強しなかった事を本当に後悔されています。
進路選択の幅を広げるためにも、勉強をしなければいけません。

また、自分を奮い立たせる『座右の銘』を持つこと。
「自分はこう生きるんだ!」という人生の指針になります。
ちなみに町長は、次の二つを心に刻んでいるそうです。
①努力という木に成功という花が咲く
②己を虚しゅうして事に当たれ(先入観を持つな)


皆で力を合わせて、都農町、地域社会、日本を盛り上げて行こう!!!
と締めくくられました。

最後に、お礼の言葉を述べた本校生徒を力強く抱擁されました!
町長の熱い想いが高校生にも伝わったことでしょう。

河野正和町長、これからも頑張って下さい!
私たちも、頑張ります!!