おしらせ

2015年5月の記事一覧

「第26回高等学校と大学との物理教育に関する連絡会」の開催について

    「第26回高等学校と大学との物理教育に関する連絡会」の開催について

拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
  このたび、標記の会(略称:物理連絡会)を木村と森が相談の上、下記の通り開催することにしました。毎回、多数の先生方にご出席いただき大変充実した会となっております。昨年度は、7月、112月及び3月と3回の会合を開催できました。
  本連絡会では、ここ数年、物理と数学との連携について協議を重ねてまいりました。数学の先生方にも参加いただき、数学と物理の両面から様々なご意見を交換し、連携の在り方について深い知見が得られました。本会合では、数学と物理の連携について、高校現場での実践例をもとに具体的な連携の在り方を協議していきたいと考えています。また、前回のテーマであったアクティブラーニングの活用についても意見を交換したいと思っています。
  さらに本会合では、長年にわたり本県の物理教育に大きく貢献されております山田盛夫先生よりお話をいただく機会を設けております。退職後も物理への情熱を持って研究を続けていらっしゃる山田先生は物理にたずさわる我々全員の先輩であり、本講演でも多くの教訓が得られることと思います。
  他にも「授業上の工夫点・教材の紹介」として先生方の教育実践をご紹介いただく時間を設けております。どんな内容でも結構ですので多くの先生方に発表していただき、本会合をより充実したものにしていきたいと思っています。
  なお、今回も宮崎大学工学部より旅費の補助をいただけることになりました。本会合の趣旨に鑑み、周囲の数学の先生方にもぜひお声をかけていただき、ご一緒に参加いただければ幸いです。
  何かとご多忙な折りと存じますが、日程をご調整の上、多数の先生方のご参集の程をお願い申し上げます。つきましては、参加される方の人数を把握したいと思いますので、別紙の出欠連絡FAXにて、ご参加の有無を6月15日(月)までにお知らせ下さいますようお願い致します。また、電子メールでも受付致します。氏名、連絡会の出欠、必要事項を記載の上、電子メールアドレス:eiji-kimura@miyazaki-c.ed.jpへ送付して下さい。
                                                                                敬具
                                                                                    
                                         

                                        記

    1. 日 時  平成27年 7月4日(土)   13:00~17:00
    2. 場 所  宮崎大学工学部大会議室 (〒889-2192 宮崎市学園木花台西1-1)
    3. 内 容 
      (1) 第25回会合の実施報告、その他報告等
      (2) 授業上の工夫点・教材の紹介
      (3) 講 演
            題 目 「私の見た物理教育の変革と実践」
            講演者 元宮崎県教育研修センター 山田盛夫 氏
            講演概要
                1.私にとっての物理の求心力  
                2.20世紀後半の理数科教育現代化運動  
                3.国内での理数科教育現代化の取り組み  
                4.現代化の反省と人間科学化  
                5.必修から選択へ  
                6.物理の教材研究の方法  
                7.その他の指導法  
                8.フィリピンにおける実験技術移転  
                9.つぶやき
      (4) 協議
          ① 延岡星雲高校における物理-数学連携の実践報告 延岡星雲高校 杉田岳士 氏
          ② 物理と数学の連携について
          ③ 物理におけるアクティブラーニングの在り方について

問い合わせ先  都城工業高等学校 理科 木村英二

 

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第1回 物理入試問題研究会改め「きゅうりの会」報告

1回 物理入試問題研究会改め

             「きゅうりの会」報告


事務局(下村)より

第1回の物理入試問題研究会は,無事に終えることができました。どれぐらいの参加者があるか心配だったのですが,16名(12校)の参加があり,大変盛り上がりました。

参加校を受付順に上げると,宮崎西(4)・泉ヶ丘・宮崎学園・聖心ウルスラ学園・日向学院(2)・宮崎大宮・福島・宮崎日大・延岡星雲・飯野・宮崎南・都城工でした。

 

 「きゅうりの会」主宰(溝上)より

記念すべき第1回の参加者は16名でした。7~8名ぐらい集まってもらえば盛り上がるのでは、という主催者の予想を大きく超えました。内容は、今年の東大入試の問題(力学)を宮崎西高の野村先生に黒板で解いてもらい、みんなで突っ込んでいくという計画でした。解くスピードは,あくまで「できの良くない生徒の前で解くつもりで」という設定が良かったのか、多くの先生が黒板に出てきては、御自分の別解や疑問点を解説していただきました。高校物理ではほとんど扱わない二物体系の回転運動の面白さに気づかされた2時間でした。

 なお「物理入試問題研究会」を「きゅうりの会」に改めることにしました。江戸時代後期から明治初期には物理学を「究理学」と呼んでいたようです。また宮崎県は生産量年間6万トンを越すきゅうり日本一の県です。宮崎から生まれた「きゅうり学」が大きく成長すればと思います。


 2回は718日(土)13301530 宮崎西高物理教室 の予定です。
                7月11日(土)に変更になりました。
今年の東大の問題(電磁気)をテーマにします。多くの先生方の御参加をお待ちしております。



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