宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第4回 研修会
令和6年11月29日(金)に、新富町総合交流センター大会議室にて第4回研修会を開催しました。
※第3回研修会は、宮崎県特別支援教育研究連合研究大会での障がい種別研修会と兼ねて実施。
【講話】
「多様な子どもを支える通級指導教室の在り方」 国立特別支援教育総合研究所 牧野泰美先生
牧野先生は、本研究会の講師としてたびたび宮崎においでいただいています。先生のお話を聞くたびに、新しい気づきや発見があり、自分自身の指導を振り返る時間をもつことができます。今回は、「通級指導教室担当者は、言語・聴覚に関わる専門家であり、子どもの学びや育ちを支える教師であるとともに、物事や思いを共有できるパートナーである」という内容のお話でした。牧野先生がおっしゃった、「子どもの課題をだけを見るのではなく、多様な角度から、多様な見方ができる教師になる」という言葉を常に意識し、子どもの自己肯定感を支えられるような指導を目指していきたいと思います。
【発表報告会】
第48回九州地区難聴・言語障害教育研究会 沖縄大会 第5分科会 「連携」
「子どもの心を見つめて ~理解ある環境をつくるために担当として取り組んだこと~」
川南町立川南小学校 竹田泰代先生
沖縄大会の第5分科会「連携」で、竹田先生がこれまで言語通級担当として実践してこられた専門機関、保護者、校内等、子どもの実態にそった連携について発表されました。大変素晴らしい発表で、発表後には会場の先生方から大きな拍手が送られたそうです。竹田先生は、緊張の中にも大変有意義な時間を過ごすことができたこと、本研究会でのサポートが大きな力になったことに対して感謝の言葉を述べられました。沖縄の美しい自然やグルメ、立派な発表会場などの様子も交えた和やかな報告会となりました。
【発表検討会】
第49回九州地区難聴・言語障害教育研究会 熊本大会 第1分科会「構音」
「構音に誤りがある子どもをどうとらえ、どう支援していくか~サ行音とザ行音の指導を通して~」
日南市立南郷小学校 きこえとことばの教室 上村聡子先生
今回は、第2回研修会での検討会を受けて変更した点について、上村先生が補足説明しながらの発表となりました。会では、上村先生の実践内容や指導の意図が伝わる提示の仕方、児童の変容などについての意見や質問が出されました。上村先生も、「本番までに内容を精選し、よりよい発表にしていきたい。」と、意気ごみを語っていらっしゃいました。
【情報交換会】
研修部の提案により、部門別に編成されたグループで、それぞれの日頃の実践、学校・学級の現状などを話し合いました。それぞれの先生方の実践を聞いて刺激を受けると同時に、指導上の課題についても共有することができ、大きな安心感を得られる貴重な時間となりました。また、会場には、県立延岡しろやま支援学校の先生方のお薦めの本や、自作教材の展示もあり、会に参加されていた先生方が手に取って熱心にご覧になっていました。
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