令和6年度 第5回研修会
令和7年2月7日(金)に新富町総合文化センター大会議室にて第5回研修会を開催しました。
【講話・演習】
「聴覚障がい児の理解について」
都城さくら聴覚支援学校 指導教諭 髙橋直樹先生・延岡しろやま支援学校 教諭 末安比呂美先生
聴覚障がいのある児童の就学や支援方法、それを支える保護者の思い、さらには支援学校のセンター的機能について、分かりやすくお話していただき、理解を深めることができました。また、難聴体験では、耳栓やイヤホンを使用して実際のきこえにくさを実感しました。手元のプリントや指名の際のジェスチャーの有無で、会話や状況の理解度が全く違うことが分かり、改めて難聴児の気持ちに寄り添うことの大切さに気付かされました。今回の研修は、日頃の支援の在り方や児童との関わり方が適切だったかを見直すきっかけになりました。
【情報交換会】
今回も、言語部門(4グループ)聴覚部門(1グループ)に分かれ、日頃の実践や悩み、指導の現状等について話し合いました。どちらの部門も、校内に担当者が一人という環境の中で実務を行っています。そのため、指導法や支援方法について共有できる機会はとても貴重で、毎回、話が尽きることがありません。聴覚部門においては講話・演習をしていただいた先生方が参加してくださったことで、より充実した時間となりました。
【発表検討会】
第49回九州地区難聴・言語障害教育研究会 熊本大会 第1分科会「構音」
「児童が学習意欲を持続することのできる構音指導を目指して」
日南市立南郷小学校 きこえとことばの教室 上村聡子先生
熊本大会に向けて、5月提出予定の提案文書の検討を行いました。指導の意図や実際の状況、児童の改善の様子等がより伝わるように、語句の見直しなど細部にわたって意見交換を行いました。上村先生の発表は日々の指導の積み重ねがいかに大切であるかを実感できる内容です。8月の発表に向けて、もうひと頑張りです!
【専門部会・全体会】
今年度最後の会として、反省や次年度の運営について話し合いました。県内の「ことばやきこえ」に関わる担当者が知識を深め技能を磨くことのできる唯一の会である本会を、今後どのように運営していくかは大きな課題です。全ての子どもたちによりよい指導・支援を行うことができるように考えていかなければならないことを確認し、本年度の研究会を終了しました。
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