フォトアルバム
アルバムがありません。
百葉箱の管理について
  多くの学校に百葉箱が設置されていますが、しっかり管理がされていない学校が多いように感じます。4年生の「天気と一日の気温」の単元の「天気と気温の調べ方」のところで、「気温の変化は百葉箱で調べてもよい」と写真入りで紹介されています。記録温度計を設置するところは百葉箱の中がベストです。記録温度計は優れた計測機器ですので是非活用していただきたいと思います。
 百葉箱は理科備品の中でも天体望遠鏡などと並んで非常に高価なものですが、管理されないままに短い期間で朽ち果てることが多いようです。設置されている学校は一度確認することをお勧めします。
 点検内容の一番は「天井から雨漏りがないか?」ということです。雨漏りがあると内部の木部が腐ってしまいます。「雨漏り」は百葉箱にとっては致命傷になります。もし、雨漏りをしている場合はビニールなどで覆って応急処置をするとよいでしょう。
 サイエンスアドバイザーに連絡していただければ、状況をみて何らかの支援ができると思います。
   昨年度は小林市立東方小学校、新富町立富田小学校、宮崎市立鏡洲小学校、西都市立都於郡小学校山田分校、宮崎市立那珂小学校の百葉箱の修理を支援しました。 
メダカの稚魚について
 昨年は春先の気温がやや低かったせいか、メダカの産卵開始が遅れたようでした。授業に間に合わないで慌てた学校も多かったように聞いています。水温が25℃くらいにならないと産卵しないようですので、ヒーターを入れて水温を上げてやる必要があるようです。水槽内の循環装置はメダカにとっては必要ありません。
 また、孵化した稚魚は、グリーンウォーター(植物プランクトン豊富なの緑色の水)に入れて飼育することをお勧めします。無色透明のきれいな水の中では、稚魚のエサがないので飢え死にしてしまいます。また、カナダもなどの水草を適切に入れることと循環装置を使わないことがコツでしょう。せっかく孵化した稚魚ですから、成魚になるまで育ててその過程を観察させることが、子供たちにとって非常に大切な学習になると思います。
 また、メダカがいなくてメダカの成魚を店から買ってきたり、卵を教材店から購入したという話も聞いています。そこで、希望される学校には研修センターの理科室で飼育しているメダカを譲ることもできますので、希望される学校はどうぞ遠慮なく連絡をしてください。
理科室・理科準備室の整備について

 多くの小学校を訪問させていただいていますが、理科室・理科準備室が整備されていない学校も多々見受けられます。備品や教材の収納の仕方、古い備品の廃棄、薬品庫の管理などの悩みを支援いたします。
 一度の訪問では無理ですので複数回訪問して整備を支援することになります。これまでに串間市、都城市、小林市、国富町、西都市、川南町、都農町、日向市、延岡市、高千穂町、五ヶ瀬町などの学校を支援してきました。どうぞご気軽にご連絡ください。