会長あいさつ

 へき地・小規模校教育の一層の充実・発展をめざして 
会 長     黒 木 秀 一 
(高千穂町立押方小学校 校長)

 宮崎県へき地・小規模校研究連盟は、県内のへき地校と複式学級を有する学校(現在79校)が加盟し、本県のへき地教育の振興と複式指導の充実・発展をめざして活動しています。当連盟では、県内を10の地区に分け、各支部でへき地・小規模校の教育活動を充実させるため、授業研究や情報交換等を行っています。

 昭和34年から今日まで長きにわたり、へき地教育の研究活動に取り組んできた当連盟は、令和3年度に「全国へき地・小規模校研究大会 宮崎大会」を開催しました。この宮崎大会は、全国へき地教育研究連盟が示した第9次長期5か年計画の3年次にあたり、「ふるさとに夢や誇りをもって未来の創り手となる子どもの育成 ~へき地・複式・小規模校の特性を生かした学校・学級経営と学習指導の深化・充実を目指して~」を研究主題・副題として、研究発表と協議が行われました。本県の実践を全国に発信したところ、各方面からお褒めの言葉をいただくことができました。

 今年度は、全国へき地教育研究連盟が新たに示した「第10次長期5か年研究推進計画」の2年次として、「主体的・協働的に学び、ふるさとへの誇りと愛着をもった人間性豊かな子どもの育成 ~児童生徒一人一人が他者とつながり、地域とともに『生きる力』を伸ばす学校・学級経営と学習指導の深化・充実をめざして~」を研究主題・副題に掲げ、研究を進めています。

 特に今年度は、隔年開催となっている県大会を北諸県地区で実施します。県内各地から多くの皆様にご参加いただき、へき地教育・小規模校教育に関して有意義な意見交換ができることを期待しています。そして、本県のへき地・小規模校の特性を踏まえた研究を共に深められるよう、今年度も会員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 最後になりましたが、日頃から当連盟の事業推進にご支援いただいております関係機関並びに関係者の皆様に深く感謝申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。