2016年12月の記事一覧

すこやか授業(1・2年生)

 今日の2校時は1・2年生のすこやか授業(算数)が行われました。すこやか授業とは、いじめ未然防止の取組の一つで、「授業の場で児童に居場所をつくる。」「わかる授業を行い、主体的な学習態度を養う。」「共に学び合うことの意義と大切さを実感させる。」「言語活動を充実させ、言語力を育てる。」「学ぶことの意義を理解させ、家庭での学習習慣を確立させる。」「学習規律を徹底させる。」という授業づくりの視点をもって授業公開を行うものです。このような授業を行うことが、自尊感情や自己有用感を育て、学力を高め自己実現につながります。そのことがいじめの要因を減らすことになると考えます。
 1年生は「ずをつかってじゅんばんをかんがえよう」、2年生は「色紙をならべて、長方形や正方形、直角三角形をつくろう」というめあてをもって学習をしました

 1年生は、「ひとりずつ じゅんに くるまに のります。けんたさんの まえに 7にんいます。けんたさんは まえから なんばんめの くるまに のりますか。」という問題を解きます。この問題を読んで、「2番目!」と答えたり、「けんたさんってどれですか?」と質問をしたりする1年生、何を使えば分かりやすいかを担任の先生と話し合いながら問題に挑戦していました。


     【2人とも積極的に考えを発表します】
 
 2年生は、まず色紙を三角形や四角形に切りました。そして、切り取った色紙を2枚ならべて長方形や正方形、直角三角形を作ります。その後、できあがったものを見せ合うと、2人とも同じ形の長方形と正方形ができていました。しかし、直角三角形ができていません。そこで、2人で力を合わせて直角三角形を作りました。

 【2年生は静かにじっくり考えて答えを見つけます】

 1年生は、1学期の頃よりも自分たちで解決しようとする姿が見られるようになりました。また、たった2人だけれど、色々な考え方や答えが出てきていました。色々な答えが出る度に、問題文に戻って何を問われているのかを確認したり、問題文から分かることを図で確認したりしていました。そして、答えが分かった時の嬉しそうな表情がとても印象的でした。
 2年生は、根気強く考える姿が見られました。先生が1年生の指導をしている間も、黙々と作業に取り組み集中力を切らすことがありませんでした。先生にアドバイスをもらって、難しい問題に挑戦する時の生き生きとした表情から意欲的に学んでいることが分かりました。

 授業後のふりかえりでは、1年生は「問題の文章を先生が読んだらしっかりかけました。」、「図を書くと簡単になりました。でも、先生が来てから分かったので、自分たちだけで分かるようになりたいです。」と発表していました。2年生は「楽しくできました。」、「しっかりできました。」とふりかえっていました。問題文をよく読むことの大切さ、図を書いて分かりやすくすることの大切さは、どの学年にも通じることだなぁと思いました。そして、分かることで楽しさを味わえることが、学習の意欲につながるのだと思いました。