校長挨拶
 宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校・附属中学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。昨年度第25代校長として赴任しました篠田俊彦です。どうぞよろしくお願いします。

本校は、明治32年に宮崎県立都城中学校として開校しました。その後、昭和23年の学制改革により、県立都城泉ヶ丘高等学校は誕生しました。また、平成16年には理数科が2クラス新設され、平成22年には都城泉ヶ丘高等学校附属中学校が設置され、現在「科学人材育成校」に指定されており、本県の理数教育牽引校としての役割を担っています。各学年普通科5クラス、理数科2クラス、計7クラスの編成で「いずみジェネリック・スキル(いずみGS)」を磨き、難関大学をはじめ、ほとんどの生徒が大学等への進学をめざし、その実績には高い評価を得ています。

また、創立125年目を迎える本年度からR10年度までの5年間、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、「未来を切り拓く探究心とレジリエンスを育む科学技術人材の育成」のプログラム開発に取り組みます。

本校においては、教養を「知識技能を応用し未来を生き抜く資質・能力」、体験を「五感で捉え思考を伴い心が動く機会や場面との出会い」と定義し、教養を身につけ、高校生活での様々な場面での体験との「かけ算」の中で探究心を養っていきます。

また、レジリエンスを「しなやかな折れない心・立ち上がる姿勢」と定義し、たとえ失敗してもそれを乗り越え、強い信念で人生を切り拓いてくような科学技術人材の育成に努めて参ります。

もちろん、高校生活の3年間は何もかもうまくいくとは限りません。仲間と知恵を出し合い、協力し、試行錯誤しながら、一緒に少しずつ前に進んで行く・・・。時には人間関係に悩み、その関係を修復する中で、新たな友情を育む・・・。特に、このHPをご覧になっている若い世代は、人生100年世代ともいわれます。仮に、人生96年とします。96年の人生を1日24時間に置き換えた場合、自分が今、何時頃を生きているか分かりますか?そして残された時間がどれくらいあるのかピンときますか?今16歳の高校生は朝方の4時を生きていますし、20歳の大学生ですら、夜明け前の5時を生きていることになります。同様に考えると、84歳の方は夜9時のドラマが始まる時間を生きていることになります。このように考えると、高校から大学を卒業する頃までの、よいことやつらいことが起こる時間帯は、夜が明けてからの人生を後悔なく、豊かに生きていくために必要な、そして、とても貴重な時間帯といえます。

ぜひ本校で、夢中になれることや本気になれることを見つけ、毎日がワクワク、ドキドキするような、感動・汗と涙の青春を謳歌していきましょう。

 

                                                                         校長  篠田 俊彦