思い出に残る「わさび」授業(けやき3年生編)
都城市教委が推奨する「わさび」授業。
わ:先生は脇役に子どもが主役
さ:先生は先を読み授業を作る
び:子どもの微細な変化に気づく
明道小では、それぞれの先生が、それぞれのスタイルで、
「子どもが主役」の「わさび」授業に挑んでいます。
本日は、「けやき3年生」の研究授業でした。
「山小屋で三日間過ごすなら」という単元。
今日のめあては。
「持っていきたい物をまとめよう」
昨日、次の3つにまとめましたよね。
山小屋でしたいこと。
「つり」「バーベQ」「やきマシュマロ」
・・・「やきマシュマロ」が、君たちらしいね !(^^)!
授業は、飽きないように、
常に、アクティブラーニングで、
活動的に進められました。
意見を付箋紙に書いて。
台紙に張り出して、常に、意見を見える化します。
このように、考えを共有すると、自由闊達に意見が出されるのです。
ここで、先生の「先を読んだ」工夫が、実行されます。
まだ、あるんじゃないですか?
?"(-""-)"?
ほら。
と、カードの裏に描かれた、活動の絵を見せます。
このように、教師は、子どもの「先を読み」、
仕込みやヒントなどを準備しておくことが大切なのです。
子どもさん、叫びます!
あ!バケツがいりますね。
「そうです。よく気づきましたね。」
このように、授業の先を読み、子どもの反応を想定し、
授業づくりをしていくこと・・・大切です。
さあ、ますます、意見が・・・。
どんどん付箋に書きこまれます。
マッチがいるな・・・。
キャンプセットがいるぞ・・・。
それを、みんなで、ベン図に張りながら、協働学習を始めます。
ベン図にみんなのカードを張って、
「一緒にできるもの、置き場所がちがうもの」を話し合おう。
子ども達、実に楽しそうに、付箋をベン図に貼ります。
このようなアクティブな学習が子どもたちは大好きなのです。
ここから、授業は、子どもが主役に転じていきます。
さて、たくさん貼られましたよ。
「よーく見てごらん」
先生は、少し横に下がり、そして「脇役」になり。
子ども達に、主体的な話し合いを促します。
「マッチと木炭は一緒じゃないかな」
「お肉は、当然持っていくものに入れていいよ。」
「真ん中には、何も入らないかな?」
あ! !(^^)! あ!
先生のヒントカードを見ていた、男子君、猛烈に叫びました。
「椅子があります!」
「椅子は、全部に必要です!」
子ども達の主体的な協働学習により、ベン図が完成しました。
この授業はいろいろな要素から成立しています。
前時の学習のまとめ。
学習の流れの視覚化。
ていねいな手塗りのベン図。
授業の先を読み、用意された、ヒントカードの絵。
時間がかかったであろう、大きな手塗りのベン図づくり。
これらの、先生のていねいな、授業準備により。
子どもは、学習に意欲的になり。
先を読んだ学習計画に則り。
微細な習得変化が起こり。
子どもが主役の学習に導かれていくのです。
けやき3年生の皆さん。
皆さんが主役の授業、しかと、見させていただきました。
最後まで、ノリノリでよくがんばりました!
担任先生、子ども達の思い出に残る「わさび授業」。
ありがとうございました。
by 校長