日誌

「わさび」授業が求められる理由(保護者様への宿題)

年明けの冬休み。

先生方はこんなことをしていました。

子どもたちを迎え入れるために、朝から清掃です。

子どもたちに負けず、先生たちも、頑張ります!

きれいな玄関で子どもたちを迎えましょう!

靴箱もきれいにしておきますね。

君が、気持ちよく登校できるように。

気温1度。

輝く児童玄関!

先生方、お疲れ様でした。

 

さて。

次は。先生方のお勉強タイム。

職員研修会。

今日は、過去の全国学力調査問題を先生方に解いてもらいます。

え!なんですか、この問題は?!

これは、昨年度の「プログラミング教育」の問題。

史上初のプログラミング問題で、先生たちは、驚かされたのを覚えています。

先生方も、真剣に考えました。

教頭先生曰く。

捻ってありますね。

単なる知識だけでは。

解けない問題です。

ちなみに、この問題は、昨年度、全国で、最低の得点率だった問題です。

 

そうなのです。

今の子どもたちの問題は。

知識だけでは、解けず。

高度な「思考力•判断力•表現力」を必要とする問題が出題されるのです。

 

例えば。

三角形の面積を求める問題は。

「底辺×高さ/(割る)2」で求められますよね。

 

つまり、

この公式を覚えていれば

正解が出る問題が、

これまでの問題だったのです。

 

【問題】

下の三角形の面積を求めなさい。

 

上の問題、皆さん、即答ですよね。

底辺(6cm)かける高さ(3cm)わる2=9平方センチメートル。

正解!

\(^o^)/

 

ところが、ところが。

今、子どもたちに出題される問題は、

次のように、ひねくられているのです!

 

【問題】

テープを直線で切って、2つの三角形を作ります。

この2つの三角形は、どんな関係にあるか「言葉で」述べなさい。

 

三角形の面積の公式だけで、勝負してきた子どもさんは。

「高さがない!」と、悩むわけです。

そして、この問題は、

「明道小で、最も点数の低い問題」だったのです。

( ;  ; )

 

さて。

皆様、特に、5・6年生以上のお子さんをお持ちの保護者様。

 

ぜひ、昨年度、最低点だった、次の全国学力調査問題の「4」番を。

https://www.nier.go.jp/22chousa/pdf/22mondai_shou_sansuu.pdf( ← クリック:プログラミングの問題)

 

そして、本年度、最低点数だった、次の全国学力調査問題の「2」の(4)番を。

https://www.nier.go.jp/23chousa/pdf/23mondai_shou_sansuu.pdf( ← クリック:三角形の問題)

 

ぜひ。

ご家族で、「笑いながら」「あーでもない」「こーでもない」と、解いてみてください。

 

すると。

なぜ、

記憶に頼る学習ではなく。

子どもが主役となる「わさび授業」が必要か。

お分かりになると思います。

 

 

子どもたちは、これから。

知識のみでは解決ができない問題、

自ら解法を見つけなくては

解決できない問題」

対峙して行かなくてはならないのです。

・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

さて、問題の回答です。

 

令和4年度回答

https://www.nier.go.jp/22chousa/pdf/22seitourei_shou_sansuu.pdf

令和5年度回答

https://www.nier.go.jp/23chousa/pdf/23seitourei_shou_sansuu.pdf

 

by 校長