先生の一言は、かくも大きな影響力を有するのです
配付物を丁寧に、説明して、配るのか。
何も説明せずに、配るのか。
この配慮の違いで、子どもの資料の扱いも大きく変化します。
数年に一度、ゼンリン社が発行されるキッズセーフティマップ。
手にした子どもさん。
何かなあ・・・。
何か、分厚いプリントだなあ・・・。
先生が、資料について、説明を始めます。
みんな、真剣に聞いています。
これは、皆さんの命を守る大切な資料です。
ゼンリン社という地図会社が発行されたものですが。
その料金は、ここに載っている、会社が出された、ボランティアによるものです。
皆さんが知っている会社もあることでしょう・・・。
ありがたいですね。
さあ、皆さんの家もありますよ。
見てごらん。
みんな、大騒ぎしながら、地図を開きました。
家の前の交差点だ!
家があったよ。ここだよ。
皆さん、分かりますか?
危険箇所の写真も載っていますよね。
本当だ!
事故が良くあるところだ!
崖崩れがあるところもあるよ。
みんな、ワイワイと楽しそうに、地図を眺めました。
それこそ。食い入るように。
そして、担任先生は、とても素敵な宿題を出します。
今日、お家の人に、この地図を開いて、見せて。
自分のお家に丸をつけて。
危険な場所の確認をしてください。
それが、あなたやお家の方の命を守ることに、つながります!
さあ、地図を畳みましょう。
「はーい!」
担任はここでも、素敵な配慮をしました。
あんなに大きな地図が、
こんなに小さくなるのですね。
この地図、すごいですね。
ぜひ、役立ててくださいね。
・・・本当だ!小さくなったよ。
担任の子供たちへ語る言葉とは。
こんなに、大きな意味を持つのです。
この地図を、もし、黙って配ったら。
さらっと家で見て、終わる子供も多かったことでしょう。
でも、担任の5分間の素敵な説明で。
この地図は、お家の宝物になるのです。
・・・先生の一言は、かくも大きな影響力を有するのです。٩( ᐛ )و
by 校長