日誌

不思議なご縁で繋がる「運命的な出会い」

授業中に、突然、教頭先生の声で放送が流れました。

「ただいま、地震が発生しました。」

各学級では、担任先生が指示を出します。

「机の下にもぐって、机の足をもって、頭を守りなさい。」

全校児童が、机の下にもぐり、机の足を強く抑え、防御の体制に入りました。

 

予告なしの、避難訓練の開始です。

 

校長は、次の指示の確認のために、事務室へ。

あれ?

だれも・・・いない・・・??

と・・。床から声が・・・。

校長先生何しておられるのですか。

机にもぐってください!!

先生方も、真剣モードでした。

・・・さすがです。

 

能登半島地震の被害状況を毎日、校長は子ども達に放送で伝えています。

ですから。

子ども達にとって、この訓練は、切羽詰まった訓練になったはずです。

教頭先生が放送されます。

「揺れがおさまったようなので、運動場に避難してください。避難の時は頭を守ってください。」

誰一人、ふざける子どもはいませんでした。

明道っ子は、能登半島地震を、我が事のように感じ

被害の大きさに胸を痛めています。

早く事態が収拾されることを祈っています。

そして。

子ども達は、知っているのです。

40年以内に。

90%の確率で。

南海トラフ大震災がやってくるかもしれないと。

その時には、都城でも震度6の地震が発生し。

きな被害が出るかもしれないと。

西日本で死者数は30万人を超えるかもしれないと。

明道っ子が、友だちと地震の話をする時。

明道っ子は、真顔になり。

その甚大な被害を、心から心配するのです。

この突発避難訓練は。

明道っ子にとって。

大変貴重な経験になったと思います。

明道小では、能登半島地震を心配して。

何かできないかと、

運営委員会の子ども達】が話し合って。

自主的な、募金活動が始まりました。

初日の募金・・・15000円を超えました。

皆様、ありがとうございます。

 

ところで、偶然、校長は年末に、大地震に関わる、

ある方との劇的な出会いをしていました・・・。

 

その方のお名前は、江夏 猛史 様です。

神奈川県の方です。

ある方の紹介で、長時間、「あること」について、お話をしました。

・・・それは。

減災教育という考え方でした。

江夏さんは、阪神大震災後、NPO法人「減災教育普及協会」を立ち上げられ。

形にとらわれる避難訓練から。

子どもに

生き延びる術を教える」

減災教育が必要だと、訴え続けておられます。

日本中で、企業、自治体、学校等で、多くの講演・実技体験を行われている

減災教育のプロです。

その成果は、マスコミで何度も取り上げられています。

【NPO法人減災教育普及協会 HP記事  】

https://gensai.or.jp/news230607/

 

明道がお願いする活動は、これ ↓ 。

子どもに、揺れを体感させ。

震度7の揺れの中で、何ができて、何ができないか、体験させ、考えさせ。

「生き残る術を教える」体験活動です。

 

明道小、近々、江夏様を、学校にお招きして

「減災教育体験活動」

こどもユレタ キャラバン

に取り組みます。明道っ子に。

「生き延びる術を学ぶ」体験活動に挑みます。

 

江夏猛史様と「明道小玄関150周年記念絵画」の前にて・・・。

 令和5年12月22日撮影〜

 

・・・運命的出会いとはこのように「不思議なご縁」で繋がるのです・・・

 

by 校長