バタフライエフェクトよりも「ココ」
4年生。
算数。
午後3時。おやつの時間。
6校時、本日最後の時間の「算数」
おなかがすいても、眠くても。
集中モードでがんばる4年生、えらい!
角のお勉強。
定規で線をひくよね。
線のひきかたは、
「これで、よいでしょうか?」
・・・これ、アップで撮れませんでした。
・・・ノートのマス目とずれた線がひいてある図が出ています。
「はい!」
先生、指名「○○さん!」
指名児童、テレビで、回答を説明します。
これは、マス目とずれているので、いけません。
ノートのマス目に沿って、線はひかなくてはいけません。
みなさん、どうですか?
「同じです!分かりました!」
はきはきした回答に、皆さんのかけ声も、気持ちが揃います。
そうだね。
この線は、マス目にそって、ていねいにひくこと。
では、5cmの線をひいてみましょう。
一人の子どもさんの回答が、みんなに影響を与え、
バタフライの、羽の一振りが、
波のように、みんなに、広がっていく。
その瞬間!
みんな、上手にマス目に沿って。
5cmの線をひいていく。
これを、教室の。
さざ波効果という。
みんな、きちんとした、線をひいていく技能を身につける。
教師が間違いを提示し。
子どもたちが、正解を身につけていく瞬間。
英語では、このさざ波効果を。
バタフライエフェクトといいます。
しかし!
校長が、注目したのは、そこではありませんでした。
指名を受けて、テレビに近づいた、子どもさん。
その時の、「ある行動」こそが、
すばらしい!
・・・証拠写真です。
ほんのそこまでの移動でも。
机に椅子を入れて、移動する。
この行動こそ、
人倫、礼儀、躬行の明道館学制三章の心。
228年の教え、ここに実れり!
校長が、注目した「コト」は、
バタフライエフェクトよりも、「ココ」
なのでした。
by 校長