おでん学級の「誇り星」が輝いた瞬間
教育とは、「別れに向かって時を刻む営み」です。
つまり、出会いのその時に、お互いの別れは宿命付けられています。
一分、一秒も無駄に過ごす時間はありません。
特に、出会いのその瞬間に、その学級がどの方向に歩みゆくのか。
ほぼ、その根底にある、「信頼感」「安心感」「意欲感」は決まります。
よく、学級は「三日で成る」という方がおられます。
私は、学級は
「1時間で成る」
と思います。
6年生、学級開きの瞬間。
この学級は
おでんだ!三つ星だ!
子どもに、心に強く、先生の意思を伝えるためには。
「キーワード主義」が必須です。
何かある度に、「キーワード」。
悪いことがあったら「キーワード」
良いことがあったら「キーワード」
とにもかくにも「キーワード」
この学級、おでん学級として、スタートです。
そして、その思いを緻密に育てるための、
トッピングが大切です。
この学級、トッピングに、「3つの星」をかけていきます。
一つ星は「誇り」
6年生として、つねに、「誇り」をもちなさい。
№1でいなさい。
子どもたち、凜となりました。
二つ星。「愛を持ちなさい」。ご家族への愛、そして友達への愛、先生への愛。
三つ星。
「笑い」を忘れてはいけません。
「笑い」は、人間にエネルギーを与える、原点です。
すてきな、「おでん学級」を「三つ星」で作ってください。
・・・子どもたち、もう、吸い込まれていました。
では。
○○くん、号令をかけて!
きりつ!
「はい!」
「おでん学級、がんばるぞ!」
エイエイ・・・。
オー!
担任マジック、炸裂の瞬間!
・・・翌日。朝の会。
6年生として、「誇り星」を大切に。
例えば、置き勉強の教科書の並べ方。
必ず、校長先生は見られます。
下級生も見つめます。
ほかの先生も見られます。
教科書の置き方一つにも「誇り」を持たせなさい。
では、GO!1分!
素早く動く、子どもたち。
教科書に「誇り」を持たせるために。
廊下を通る校長先生に、「6年のプライド」を見せるために。
1分間で、子どもが変わる、瞬間!
並び順、並べ方。
教科書に「存在価値」を吹き込む、瞬間!
おでん学級の「誇り星」が輝いた瞬間。
間もなく飾られる
「誇り星」を守り続ける、アイテム。
・・・
お見事!
by 校長