「フラッグ」と「鉢巻」と「校長の涙」と・・・
34年。
猛練習により、「フラッグ表現」も完成に近づきつつあります。
黄色と緑の旗が見事に織りなす、動きのハーモニー。
ダイナミックな体型転換も身に付き。
一人一人の動きが意味を成し。
全体の動きが意味を成す。
つまり、マクロとミクロの関係性
微視的視点と巨視的視点の関係性。
ですから、この表現ダンス。
自分のお子さん「だけ」見ていては、もったいない。
一人一人を見つつ、全体を見る。
そんな、見事な構成になっています。
じゃーん!
決まった!
・・・校長、
子どもの真剣さに、
涙がにじみました。
ところが。
担当先生、まだ、仕上がりに満足しません。
「おうちの方に、感動をあげるには、まだまだだよ!」
(*_*;
体育館に舞台を移し、練習継続。
完璧を目指します!
この、最後まで、妥協しないことが。
明道が明道たる所以ですし。
高まった完成度・真剣度が。
感動を生むのです。
・・・よし、いいよ。休憩。
・・・ふー。疲れた・・・。
・・・心地よい、疲労に、寝っ転がる明道っ子。
よくがんばったね。
ところで。
校長の「さらに大きな感動」は、
全く予想外のところで起きました。
この後、「鉢巻の結び方の練習」になりました。
当日はフラッグを輝かせるために、鉢巻をまくのです。
頭の後ろで結ぶ行為は、予想以上に難航しました。
子ども達、この後、どんな行動に出たと思いますか?
え?え?え?
誰が何を言うでもなしに。
こんな現象が、あちこちで広がりました。
校長の目に、
さらに大きな
涙がにじみました。
( ;∀;)
大丈夫だよ。
早く終わった4年生が、さっと3年生や友達のサポートに入ります。
随所で聞こえる「ありがとう」の声。
サポートの輪はどんどん広がっていきます。
大丈夫、心配ないよ。
ありがとう・・・。どういたしまして!
やさしさに満ちた空気が流れます。
おそらく・・・。
運動会のテントの中でも、この風景が見られることでしょう。
運動会当日は、ぜひ、我が子だけではなく。
微視的(ミクロ)に巨視的(マクロ)に。
我が子だけの良さだけではなく。
表現の良さや。
明道っ子全体の良さを。
探していただければ、幸いです。
3・4年生
「フラッグ」と「鉢巻」と「校長の涙」と・・・。
という、お話でした。
by 校長