日誌

大きく意味の違う「挙手」二選

「これ、できる人?」

「はーい!」

挙手をして、指名されて、発表して、

「そうだ。よく出来たね。」

と褒められて。

お家に帰って、

「今日、発表して、先生に褒められたんだよ。」

「そりゃよかったね。」

と、褒められること。

 

これは、おそらく、150年前から脈々と続く、お勉強のスタイル。

そして、今後も、脈々と続けられる、お勉強のスタイル。

 

非効率的ですが、

人間のアナログな、

情意的な感情を揺さぶる。

まさに、

心が温まるコミュニケーションそのものです。

 

しかし、「挙手」というものには、2つの全く性質の異なるものがあります。

4年生。

元気です。

特に、大好きな外国語科では、爆発的に元気です。

明道小には、すてきな外国語専科の先生が、おられます。

そして、その横には、必ず、ALT先生がおられます。

このALT先生が、明るくて、優しくて、元気があって、英語が上手で、すごいです。

だから、

子どもたちは、外国語科が大好き!

今日の授業は。

「What number do you like?」

あなたは、何番の数字が好きですか?ゲーム。

 

さあ、さっき、外国語先生が好きだと言ったnumberは、なんだったでしょう?

Raise your hand.(さあ、手を挙げて!)」

子供達、凄まじいパワーで。

me!  me!  me! (私に当てて!)」

「please(どうぞ、答えて)」

「it’s seven!」拍手!

じゃ、もう一つは?

Raise your hand.(手を挙げて)」

一斉に。

me!

me!

いやあ、すごいパワーですよ。

椅子から立ち上がっての「me!」ですから。

英語って、こんなに楽しいのですね。

 

担任先生。

「じゃ。ALT先生はwhat nunber?

ほら、キタ!

てな感じで。

一斉に「me!

こんな明道っ子を。

ALT先生も、明道っ子が可愛くて、元気があって、楽しくて。

大好きだと。

仰っておられます。

ステキなステキなALT先生。

これからも、元気な、明道っ子を、よろしくお願いします!

さて。

挙手には、このように、希望者が手をあげる行為と。

・・・教師が意図的に指名するという、恐ろしい方法もあります。

5年生。

5年生は、新しい漢字を覚えた後、必ず、数名に、確かめをします。

それは、空書きで行われます。

(空書き・・・中に文字を書くこと。相手から、筆順・字形を認識できる。)

・・・重い空気の中。

「じゃ、次は、君!空書きしてみてください。」

当たった、女子、恐る恐る、指定の漢字を空書き

全員の目がこの女子の指先に向けられます。

そして。

正解!

みんなから、「おー」という歓声と拍手をもらいます。

 

じゃ、次は・・・。

「シーン」

「はい、君、どうぞ!」

「え٩( ᐛ )و」

1、2、3

4、5、6

完璧!

拍手をもらい、嬉しそう。

徐々に課題はエスカレートして。

過去の問題に遡ります。

「じゃ、次は、4月に勉強した漢字です。」

・・・・みんな、先生から目を背けます。(^^;;

「はい、君!」

「えー!」

「大丈夫、できるよ」

1、2、3

4、5、6

はい、正解です。

拍手が湧きます。

仲の良い5年生は、この緊張感をみんなで、楽しんでくれています。

間違えたって、笑ったり、馬鹿にしたりする子は、一人もいません

 

さあ、最後の問題です。

希望者!

数名の子供の手が挙がります。

・・・ここで挙手できる子って、偉いですよね。

「はい、君。5月の漢字」

1、2、3、

4、5、6

そして、みんなから、拍手をもらう。

ふむ。

これも、教師の教え込みではない

友達同士の「認め合い、褒め合い」を通した、

「協働的な学び」

だと言えるでしょう。

 

2つの意味の全く違う、挙手。

 

だから、お勉強は、楽しいのです!

 

明道っ子。

毎日、楽しく、お勉強、頑張ってます。

 

先生たち、いろんな工夫をありがとうございます

 

٩( ᐛ )و

 

by 校長