日誌

6年担任が 静かに 椅子に 手を置いた理由

卒業式練習。

卒業生、入場!

ゆっくり歩いて。

キープ・ディスタンス。

胸を張って!

保護者が見つめる中、レッドカーペットを歩く。

君の最後の明道ショー!

君の小学校、人生最大のイベント。

 練習と言えども、全員、絶緊張!

見よ!この、立腰の素晴らしさ!

38名の卒業生に贈る、明道小最後の贈り物。

THE GRADUATION CEREMONY!

 

5年振りに再開!

卒業の歌。

なんと、ピアノは、ステージの中央に。最高の檜舞台。

音楽先生。熱くなる。

みんなで、心を一つに!

ピアニストさん、頼んだよ!

保護者の皆様。

どうぞ、緊張と感動を!!

 

さて。

今日は、土曜日。勤務休業日。

 

皆で育てた、一人人鉢の、お花は満開です。

誰もいない学校の体育館を、校長、訪問。

素晴らしい、準備に、感動!

体育館に入った途端に、鳥肌が立ちますよ。

ミリ単位で、調整された、椅子、机。

コロナ禍で培われた、「保護者に近い位置での証書授与」の感動体験を、皆様に。

20名を超える、5年振りの、大来賓者の席。

校長、体育館の設営に、涙が止まりませんでした。

 

私だけの、学校に。

人影が・・・。

なんと。

6年担任先生でした。

 

彼は、整った卒業式会場を、静かに見渡し

静かに、頷き

涙を一粒、こぼし

 

まるで、ドクターXのように、卒業生の椅子に、そっと手を置き

そして。

・・・黙って、静かに、体育館を後にしました。

・・・。 

 

ふむ。

BGMは、61歳の校長のチョイスは。

 

やはり、これ。

【乾杯 new ver.】from TsuyoshiNagabuchiOfficial

https://youtu.be/xBQ5uLBcQzw?si=A4q1ESeiSrh2iQOE

 

校長が、教員になりたての、40年前のヒット曲。

剛さんが、親友の結婚式のために作った、名曲。

未だに、聞くと、校長は、涙が出ます。

 

by 校長