日誌

あの、迷惑なんですけど。(6年)

6年生。

 

理科。

みんな、何か、顕微鏡で、一生懸命に、見ていました。

 

何をしてますか?

校長先生、ある、生命体を、見ているのです。

 

生命体とは???

 

これです。

 

えー?

メダカ???

生きている???

そうなんです。校長先生、こんな、血流が、見えるらしいんですが・・・。

 

「難しい勉強ですね。」

「見えればいいですね。」

あの・・・、動くんですよ。メダカさん。

「そうだね。水入っているし。」「動きますよね。」「ふむ。」

「水、無くしたら、死んじゃうし。」

「実に、難しい、状況ですね。」

みんな、努力していましたが、なかなかな、状況でした。(^^;;

「見えませんね。」

「メダカさん、動いてしまうのです。」

ふむ。まあ。デジタル的には、みんな、ビデオで見て、検証しているのだし・・・。

まぁ、そこに至る、努力や工夫や、方法を知ることが、価値あることと、思いましょうか。

 

さて。

次のクラス。

「見えますか?」

「校長先生、なかなかです。」

「難しいでしょうね。お隣のクラスも苦労していましし。」

「見えないかなあ。見たいなあ。血流。」

どう?校長先生にも、見せて・・・。

どうぞ。

・・・「見えませんね。」

確かに、みんなにとって、難しい実験だったようです。

しかし、化学や物理においては、

「失敗体験から、成功が生まれることは、王道理論です」

 

あの時、日本で、失敗体験から、青色発光ダイオードが生まれなかったら、今、信号機は、LEDでは、なかったのですよ。

(中村修二教授が、失敗体験から、青色発光ダイオードを生み出したのは、有名なお話)

 

メダカの、血流が、見えなかったくらいで、挫けちゃ、日本は変えられませんよ!

 

明道っ子、ファイティン!

 

しかし。

 

後日、理科室のメダカさんから、お言葉が届きました。

 

「でも、校長先生。」

「僕らから、見たら、実に。」

迷惑なんですけど・・・! (^^;;

ふむ、確かに。ごめんね。メダカさん。

 

m(._.)m

 

by 校長