明道流「さようなら」の風景
学級は集団ですから、ルール作りが大変重要です。
ある意味、学級集団は、
全てのことが、ルールとして細かにつながり、
学級を成しているとも言えます。
このルールがつながらないと、
学級崩壊発生のきっかけになってしまうのです。
私が、重視するのは、帰校時の素早い動きです。
理想とするのは、
てきぱきと動き、さっと片して、立腰で待つ。
すみやかにみんなが揃い、さっとお別れ。
すると、先生にも子どもにも、
「ストレスフリー」となり、楽しいお別れが演出できるのです。
(>_<)
ダラダラ学級は、先生もガミガミモードで、(>_<)
子どもたちにも先生にもストレスがたまり、(>_<)
イライラモードで嫌な気持ちで帰ることになるのです。(>_<)
(>_<)
ある学級の、あるお別れ。
3年生。
「さ、○分で帰りの準備を無言で行いましょう。」
子どもたちの動きが、とても、キビキビです。
さっと、片付けが進みます。
終わった子は、静かに、立腰で待ちます。
先生、静かに、前に立たれました。
ここまで、無言で、作業が進みました。
「皆さん、一分も早く、帰りの準備が終わりましたよ。」
(校長、拍手(^^)/)
「みんな、早く帰られますね。」
「やればできるじゃないですか!」
おそらく、これまでで一番、
早く帰りの準備が終わった、
その瞬間だったのですね。
・・・みんな、笑顔でした。
「みんな、とっても、毎日、がんばってくれています。」
「先生、嬉しいです。」
「では、帰りましょう!」
当番の元気の良い声が響きます。
「きりつ!」「はい!」(^o^)
「先生、さようなら。みなさん、さようなら。」
・・・見事!
すると、先生が、さっと手を上げた!
おみくじ、じゃんけん、じゃんけん、ポイ!
きゃー!やった!
・・・わいわい!(^o^)
(おそらく、勝ったら大吉、負けたら小吉、あいこが中吉かと思います)
子どもたち、ホメホメ光線をたくさん浴びて、
ニコニコで帰って行きました。
整頓された、見事な椅子と机を残して。
さようなら!また明日ね!
「明日の授業は、楽しいよ!」
「先生、楽しみにしています!」
明道小の、担任先生は、児童玄関で、
子どもたちに声をかけて、お見送りします。
・・・すると、渡り廊下では、昨年度の担任先生が。
「今日も、がんばったね。明日、張り切っていこう!」
と、声をかけてくれます。
子どもたちは、朝、家を背負って、学校に来ます。
そして、子どもたちは、夕方、学校を背負って、家に帰ります。
この子たち、昨日は、ニコニコで家に帰り着いたはずです。
これが「明道流さよならの風景」。
by 校長