持久走記録会 相棒が「回転しながら見る」とは?
持久走「記録会」。
これまでの持久走「大会」と大きな「違い」があります。
3・4年生、リハーサル中。
子どもが一生懸命走ることは、同じです。
がんばれ!
走る子供達に声援をかけることも、同じです。
では、何が違うのか。
グラウンドを、ぐるぐる周回します。
中央に、記録者がいます。
それぞれ、担当の子どもがいて。
周数と、何番まで走ったか、記録します。
カラーコーンが、どこまで走ったかの目印です。
間違えないように、ていねいに友だちの走りを記録します。
つまり、( )分間走る、という時間走になっているのです。
記録を取る相棒を向いて記録しますので、記録者は体の向きをぐるぐる変えます。
この記録結果により、男女各上位3名が当日、表彰されます。
よーい、どん!
みんな、一生懸命に走ります。
記録者は、相棒の位置を確認しながら、記録します。
ですから、向きがぐるぐる変わっていきます。
応援する間もなく、記録を一生懸命に行います。
なかなか、大変ですよ。この記録取り。
時間が進むと、誰が一番なのか、分かりづらくなります。
ですから、記録者が必要なのです。
あと、1分56秒で、持久走は終了します。
あと1分10秒です。
最後の一周、がんばって!
最後の方では、各担当者はばらばらの向きになっています。
4年生が試走します。
よーい。どん!
がんばって!
同級生が記録で応援できない分、3年生が応援します。
4年生にもなると、相当な差がついてきます。
しかし、闘いは、自分の記録との闘いです。
がんばれ!
6年生最終リハです。
先生も全力疾走モード。
団長もがんばる!
6年になると、かなり、本気モードです。
記録は、クロームブックのストップウォッチモードです。
ラップ機能を使います。
あと1分!
全力モードでダッシュ!
自分との闘いです。
皆、本気モードで闘います。
・・・・。
持久走記録会は、このように、行われます。
少し、勝ち負けが分かりづらいですが、それが、国の方針でもあります。
「無理の無い速さで、かけ足を( )分間続けること」
閉会式です。
担任が急いで、上位者を確認し、表彰式が行われます。
男子3名、女子3名が表彰されます。
写真用に、皆さんの方を向きます。
これまでの持久走大会とはイメージが大きく異なりますが、多くの学校が、この形態の持久走記録会にチェンジしています。
どうぞ、子供達へのご声援をお願いします。
明日は快晴です。
by 校長
「資料」
文部科学省学習指導要領 体育科 解説編より。
【1・2年】
一定の速さでの「かけ足」
無理のない速さでかけ足を2~3分間続けること。
【3・4年】
○一定の速さでの「かけ足」
無理のない速さでかけ足を3~4分間続けること。
【5・6年】
○動きを持続する能力を高めるための運動
無理の無い速さで5~6分程度の持久走をすること。
○一定の時間続けて走ることが苦手な児童には、自己のペースで無理のない速さで走り、段階的に課題を設定するよう助言したり、息をしっかり吐くことや、腕をリズム良く振ることができやすくなるように個別に言葉がけをしたりするなどの配慮をする。