生まれて初めて宙に舞う
生まれて初めての瞬間は、生涯忘れられないものです。
「克服型のスポーツ」ではどうしても、「できる、できない」に分別されてしまうのです。
4年生、今、跳び箱に夢中です。
飛べる子はより高い段に挑戦。
まだ跳べていない子は、必至で練習を繰返しています。
そうだ!もう、跳べるぞ!
先生の言葉は、魔法のことば。
ほら、跳べたよ!
おめでとう!!
今、跳び箱が跳べるようになった瞬間!
友だちの拍手が炸裂します。
・・・生まれて初めて宙に舞う・・・
校長先生、ぼくね、跳べなかったけど、跳び箱が大好きになりました。
そう言いながら、この子、立派に跳び箱を跳びました。
もう、心配いらないね。すごい!
みんな、気持ちよさそう!
さて、時間を遡ること、昨日のこと。
皆が集まって、先生が、叫んでいました。
「さあ、みんなの前で跳んでみせよう、きっと、大丈夫だから!」
先生の魔法の言葉。
2名、挑みます。
皆が注目する中・・・。
起こる大きな拍手!
やった!
二人目。
・・・・注目・・・・。ジャンプ!
やった!
2名が、初めて跳べた瞬間。
そして、みんなが、それを喜びとした瞬間。
やはり、体育は、体力だけの学習ではないですよね。
感動。
克服。
努力。
協力。
思いやり。
優しさ。
勇気。
いろんなことを、体育では学んでいるんですよね。
だって、ほら、これも、学習。
みんなで、力を合わせて。
お片付け。
たかが、跳び箱。
されど、跳び箱。٩( ᐛ )و
by 校長