日誌

イヌマキとキオビエダシャクの奇妙な関係

それは、この風景から始まりました。

校長先生、珍しいちょうが落ちています。

あ、それ、今話題になっています。

キオビエダシャクという、蛾です。

蛾なんですね。

でも、害虫と言われていて。大発生が心配されているのです。

 

という視点で、周りを見渡すと・・・。

校長先生!

たくさんいますよ!

ほんとだ!

いぬまきの木に。

たくさんのキオビエダシャクが・・・。

 

驚きました。

気づくと、本校は、キオビエダシャクの大群生校になっていました。

子供達も、驚きと、戸惑いと・・・。

右を見ても。左を見ても。

キオビエダシャクの姿が・・・。

調べてみました。

 

今、都城市では、キオビエダシャクが大発生しています。

 

幼虫は、イヌマキが好物で、イヌマキの葉を食べて育ちます。

実は、イヌマキの葉には、毒素があり。誰も食べないのですが。

なぜか、キオビエダシャクの幼虫には無害だそうです。

 

毒素のあるイヌマキを食べて成鳥になると。

キオビエダシャクの体にも、毒素が沈着しています。

 

つまり。

キオビエダシャクは、

なんでも食べる雑食のカラスさんさえも、手を出さない(せない)のです。

 

つまり。

キオビエダシャクは、天敵のいない、唯一の蛾ということなのです。

 

天下無敵のキオビエダシャク

今、大発生中です。

 

・・・蛾のキオビエダシャクさんは、人間・イヌマキにも、無害です。

しかし、

・・・幼虫がイヌマキに張り付くと、立ち枯れするほどの害が出るとのこと。

 

来年が、大変そうです。

 

by 校長