日誌

先生も、楽じゃない・・・

5年生。

「シャトルラン」というハードなスポーツテストに挑んでいました。

体育館の横を、音楽に合わせて、一定時間中に、往復する、ハードなスポーツテストです。

自分の限界まで走り続ける、というテストです。

南向きに走り。

北向きに走る。

 

南向きに走り。

 

北向きに走る。

 

これ、とってもきついです。

持久力がものを言います。

 

限界を感じたら、一人、また一人、ランから自主的に休憩場所に離れていきます。

ですから、徐々に、人が減っていくのです。

 

すごいのは、

先生も、

同じスピードで走っておられること。

なんという、プロ魂か!

もちろん、ハードなスポーツですので、マスクは、全員はずして参加です。

ただし、応援者は、マスクをつけて、拍手応援。

 

さらに、驚くべき、

感染予防の工夫がありました。

 

あれ?何か、5年生、少ないなあ・・・。

校長先生、体育先生の発想で、半分は、国語の授業受けているのです。

 

次の時間に、体育と国語メンバーが交代するんです。

 

「えー、では、担任先生は、国語を2回授業するの?!」

「そうですよ。少人数でなかなかいいですよ!」

 

なるほど・・・。

こんな「奥の手」があったか!

 

ですから、マスク無しでも、密にならず、感染予防が可能なのです!

 

いよいよ、あと4名。そう・・・80回ほど行っていたでしょうか?

 

みんな、拍手の中を走りきります。

 

先生、そろそろ、ギブアップしたら???大丈夫???

校長先生、体育先生、若いから・・・。ふむ。

 

体育先生は、大声を出さないよう、マイクを通して、檄を飛ばします。

「がんばれ、90回!」

 

すると、いよいよ、最後の一人になりました。

先生も、その子どもさんも、死力をふりしぼります!

なんと、余りのスピードに、先生、透明化!!

さあ、100回!

応援団のみんな、拍手で、手が真っ赤になっていることでしょう。

103回目のターン。

そして、迎えた、結末。

103回目のゴール!

やったね。感動をありがとう。

100回超えの記録、初めて見たわ。

勇者に、拍手が鳴り止みませんでした。

校長は、一緒に走り続けた、体育先生に、拍手です。(^_^)v

 

えっ?まさか!!

 

次の時間、残りの半数が、体育になります。

えっ?まさか、体育先生、次の授業、また、走るの? (゜Д゜)

 先生も、楽じゃない・・・。

 

by 校長