「地域を愛する心」と「ウェルビーイング」と「足の疲労」と
23日(木)の島津発祥祭りに続いて。
25日(日)は「姫城歴史あるき」がありました。
これは、まちづくり協議会の主催で、社会福祉協議会・島津邸の皆さんが協力して実施される「姫城地区の歴史を訪ねる」素敵なイベントです。
コロナ禍により、中止が続いており、4年ぶりにイベント再開です。
9:45に島津邸に集合。
3年生~6年生まで、希望者のたくさんの子どもさん、保護者様が参加でした。
まちづくり協議会会長様ご挨拶。
学芸員の島津邸副館長様、ごあいさつ。
2時間ほど歩きます。みんな、がんばって、ひめぎ歴史博士になろうね。
「はーい!」
さあ、出発です。
朝はとても寒かったのですが、日が差してほどよい気温になりました。
着いたところは、姫城城跡。
みんな、ここ初めて来た、という方が多かったです。
昔、ここにお山とお城があったのですよ。
へー!
みんな、副館長さんのお話に聞き入っていました。
次は、市役所前の通り。
いつも何気なく通り過ぎる歩道。
ここは、老中馬場と言います。
島津の殿様の一の家来の皆さんが、このあたりに家を建てていたのです。
「へぇ!」
さて、ここは・・・。
島津の殿様のお家があったところ。
ここに、その入り口の御門がありました。
そのお家は、明道小の向こう側まで、続いていたのです。
「へぇ!」
これは、読めますか?
ん・・・「けん」???
よく読めましたね。
都城県庁と読みます。
この市役所は、島津の殿様のお屋敷、都城県庁、都城町の役場、そして、市役所と変化していったのです。
みんな、メモをしっかりとっていました。
そして、明道小は、島津の殿様のお屋敷の跡地にできたのです。
なるほど・・・。
これ、なんだか、分かりますか?
見えません・・・。
これですよ、これ。
え??
これ・・・。
そう。明道館の記念碑です。
ここに、明道館があったのです。
こんな小さな碑では、誰も気づきませんよね。
みんなで、頭が良くなるように、碑をなでていました。
(#^.^#)
正式には「御学問所跡」と言います。
さて。
みんな、知っていますね。明道館学制三章。
234年前から明道小を守る学校の約束事です。
「はーい!知っています!」
毎日触れている明道館学制三章も歴史的に貴重なものなのですね。
次は、旭丘神社です。
島津の殿様のお家を作る時に、神社を家の中に取り込んだのです。
すごいお屋敷だったのですね。
さあ、そろそろ2時間。
みんな、お足が疲れてきましたね。
最後の見学地は、島津邸。
伝承館で行われている特別展の見学です。
日本最大の荘園、島津荘の展示会です。
貴重な国宝もいくつか展示されていました。
次の大河ドラマの物語となる、源氏物語の屏風。
副館長自ら、岡山県に借りに行かれたのです。
700年前の刀。
すごい輝きですね。
最後に、この御紋を覚えて帰ってください。
都城島津家の御紋は、十字が切れています。
つながると、鹿児島島津になります。
「へぇー!」
みんな、よくがんばりましたね。
ご褒美の参加賞です!
ぼんちくんストラップと。
島津邸ハンカチをいただき、子ども達も、
大喜びでした!\(^o^)/
2時間半の姫城歴史あるき。
子ども達に、どうでしたか?と聞くと。
「楽しかったです!」
と、元気に答えてくれました。
自分の故郷を訪ね歩く。
こんな、歴史があるのか、と、貴重な歴史に気づく。
そして、また、ふるさとが好きになる。
今の、この子どもさんたちも。
ウェルビーイングに満たされているのだと、校長は思いますよ。
・・・しかし、23日と、25日で、校長の徒歩数も25000超になりました・
・・・しかし、これも、校長のウェルビーイング。
・・・子どもさんや、保護者の皆様と素敵な時間を過ごした、とても心地よい疲れなのです。
「地域を愛する心」と「ウェルビーイング」と「足の疲労」と。
と言うお話でした。(#^.^#)
by 校長