アマリリス伝説(明道小伝説シリーズ2)
埋蔵文化財課の方とお話すると、
「明道小を掘ってみたい」「きっと、いろいろなものが出土するはずです」
とおっしゃいます。
「金銀財宝ですか?」
「その可能性も無いわけでは無いですが、茶碗とかが多いと思います」
とのことでした・・・。(^^;)
さて、11年前に、私が、教頭だった時、中庭から、とんでもないものが、突如現れたのです。
それは、およそ、井戸に近いものでした。
これです。
井戸と言うと、丸を連想する方も多いでしょうが、熊本城の井戸は全てこの四角形です。
もし、井戸だとしたら、「埋めたら、たたりがあると言うし・・・。」
発見当時は全て土に埋まっていたのです。
でも、誰も、掘り返す勇気はありませんでした。
・・・何かが出てきたら、大変よ。「何か」って「何??」
ということで、埋蔵文化財課の専門家に発掘を依頼しました。
・・・当時の写真はありません・・・。
埋蔵文化財課の方々は、それはそれは、「嬉しそうに」「井戸らしきもの」を掘り進められましたっけ。
私が「恐くないですか?」というと、「何が恐いんですか?」「わくわくします」
てな対応だったと記憶しています。
・・・・さて。
結局、この穴は、1mほどで掘れなくなり、井戸ではなく、「何らかの穴」でしかなかったことと分かりました。
でも、何に使われたのか、島津邸があった頃からのものなのか、いつできたのかは、全て謎のままとなりました。
ふむ。
さて。話はこれからです。
この掘り起こした土から、「あるもの」が出土しました。
ある「球根」でした。
おそらく、数十年間以上、土の中に眠っていた球根だと思われます。
その球根を、マドンナ先生は、その時、鉢に植えました。
芽は出ないでしょう・・・。
誰もがそう、思いました。
ところが・・・。
見事なアマリリスが咲きました。
マドンナ先生はそれから、
「アマリリスの主」が帰ってくるまで、アマリリスを大切に育てました。
そして、その時、教頭だった私が、校長として戻ってきました。
校長先生、不思議でしたね。
井戸事件。
そして、その後、10年間咲き続けているこの、アマリリス。
やはり、校長先生のお帰りを待っていたのではないでしょうか?
ふむ。アマリリスの飾られている場所も、なんと、偶然にも、校長の車の横ですしね。
明道小、何かにつけ、「不思議なこと」が起こる学校です。
もってますね・・・。明道小。(^_^)v
by 校長(アマリリスの主)