日誌

想定外の「ありふれた風景」

10年前に、この風景が「ありふれた風景」になるなんて、誰が想像したでしょう。

 

どこ行きますか?

校長先生、理科の観察です。

子ども達、ウキウキしてます。

やっぱ、授業はいいわ!

この子達の手に持っている物が、

子ども達の「ありふれた風景」なのです。

クロームブック。

記録観察用。手放せません。

さあ、お外だ!

昼休みないから、運動場が、とても新鮮です!

まずは、気温を記録します。

・・・30度。暑い!

校長先生、秋を探してみて下さい。

そうだね・・・。トンボかなあ。

 

あ、校長先生、銀杏が秋の準備始めてますよ。

クロームブックで写しているのは、銀杏さん。

また、真っ黄色に色づくのでしょうね。

先生との触れ合いもまた、楽し。

お花も秋のお花だね。

校長先生、バッタがいましたよ!

えいやっ!

校長先生、捕まえました!

おー見事な、殿様バッタだね。かわいいね。

お友だち、アップでパチリ!はい、チーズ!

今度は、僕が撮るから、バッタ持って!

いやいや、それなら、こうしましょ!

お友だちのクロームブックを、

お友だちが手にとって。

カメラを起動させて。

パチリ。チーズ!

これでいいかしら?

ありがとう。

 

・・・今の、行動には、優れた4つの要素が存在します。

1)お友だちの写真を撮影してあげようという「優しさ」

2)バッタを握り替えると、バッタも傷むし、逃げるかもしれないという「想像力」

3)自分が、友だちのクロームブックを操作して、写真をとっても、結果は一緒だという、「思考力」

4)瞬時にこれらのことを発想し、行動した、「主体的な行動力」

 

特に、3)、4)は、今後、令和に生きる子ども達が身につけていかなくてはならない、大切な生きる力です。

 

さて、さらにバッタ騒動は広がりました。

私も、バッタ捕まえたよ。

おー、ダブルバッタだね。

みんなで撮影会。

撮影の後は・・・。どうするかな?

女子の発言「家族がいるから、逃がしてあげよう」

ふむ・・・。優しいね。

3名で口にした「ありがとう、バッタさん。ばいばい。」

気温は、28度。

台風が近づきつつある青空に。

トンボを追う、子ども達の笑い声。

みんな、みんな、楽しそうな理科の授業。

明道小、2学期、本格始動です!

・・・ 整いました。

 

秋空に 子供らの声 響くとき

バッタにトンボ

あな嬉し

 

(意味:これまで、夏休みで、子ども達はいなくて、バッタやトンボも寂しかったよ。

でも、秋空に、子ども達の声が戻ってきたので、僕たち(バッタやトンボ)も嬉しいよ。)

 

by 校長