日誌

トップステージへの滑走路

2年生。

そもそも2年生担任先生は、

算数科が得意なベテラン先生です。

 

 

さて。

その、2年生の算数の授業。

子どもさんたちが、教壇の前で発表していました。

自分の発表を説明しているようです。

担任先生、きちんと

「はい、です、ます、を言おうね」と

的確な指導をしておられました。

その発表後。

みんなで、大きな拍手の贈り物。

こりゃ、発表したくなるわな。

さて。では次!

「はーい!」

たくさんの子が手を上げました。

手の上げ方がきれいだね。

では。○○さん。○○さん。

幸運な、選ばれし、2名。

黒板に回答をチョークで書きます。

とても嬉しそうです。そして・・・。

さあ、みんなの前で発表です!

ドキドキドキ・・・。

いつもとは、真逆の風景

○○です!みなさん、どうですか?

・・・ちゃんと、胸張って発表できたね。

担任先生、とってもほめてくれました。

そして、待ちに待った・・・。

「そうです!」そして・・・。

大きな拍手!

さあ、最後の問題ですよ。

発表したい人!

「はい!」

渾身の力を込めて、多くのお子さんが手を上げました。

誰にあてようかな・・・・。

ふふふ・・・・。

○○さん!

「きゃー!」

外れたお子さん、悲鳴を上げます。

当たったお子さん、それはそれは、嬉しそうに、登壇!

この道は、スターが歩く道

トップステージへの滑走路。

いいなあ・・・・・。

みんなうらやましそうに見つめます。

ラッキースターの後ろ姿を皆、注目して見つめます。

 

皆さん、

この時の、担任先生の位置

にご注目!  

先生は、

みんなの視線を遮らないように、

前にしゃがみ込みましたよ。

これぞ、教師が「脇役」になる瞬間。

スターは、君だ!

さあ、発表して・・・。

○○です。皆さん、どうですか?

待ちに待った、瞬間。

「そうです」

そして。

拍手喝采の中、スター、退場です。

 

これこそ、

令和の日本型教育が求める、

子どもが主役になる授業」

「子どもが活動的で意欲的になる授業」

たくさん発表したくなる授業」

アクティブな、ラーニングなのです。

 

そして、先生の動きは、大切な授業要素。

先生が、わき役にまわる授業。

 

これを、都城市では、

「わさび」授業と名付けています。

 

日本の授業は、「主体的・対話的で深い学び」という、

新たなステージに舵を切り始めているのです。

 

by 校長