日誌

50年経っても忘れられないもの(2年生)

逆上がりは、永久の、子供たちの難題です。

そもそも、手を支えにして、体が重力に反対となり、世界がひっくり返るという「恐ろしい」経験など、基本的に、子供たちは、経験がないのです。

それを、自分の意思で行うこと、考えてみたら、すごいことです。

私も、小学校時代、タオルを腰に充てて、距離を縮めたり、先生に補助をして体を上げてもらったり、とても苦労をして、逆上がりができるようになった経験を持っています。

体が、重力から解き放たれて、くるっと回り終わる、あの、瞬間。初めての達成の瞬間。忘れないなあ。50年たっても。みんなで、拍手してくれたな・・・・。

とまあ、逆上がりは、跳び箱に次ぐ、子供たちの永久の難題なのであります。

(跳び箱は、全員を、跳ばせるようにすることは、可能ですが、逆上がりはやはり、大変です。)

そこで、この秘密兵器の登場です!

じゃん!逆上がり補助器。



これは、逆さ体験を容易に実現する器具です。

いくぞ!えいや!


ここまで、体を上げることができます。



すでに、逆上がりの半分の動作を疑似的に経験させることができています。

ここから。



少し、足で蹴りやって、逆上がり、完成。お見事。



この子は、ほぼ、既に、逆上がりの感覚を身に付けています。

よーし、私も!



えいや!



そうそう、そこから、体をひきつけながら、蹴り上げる!

お見事!もうすぐ貴方も、逆上がり、できるようになるよ。



私も!えいや!



そうそう、上手、上手!

君も、もうすぐだよ!



2年生の鉄棒風景。

みんな、あの、くるっと、体験、ぜひ、練習して、感じてみてね!



校長は、懐かしい、50年前の授業を、思い出していました。

・・・・しかし、小学校の授業って、50年経っても忘れない、なんて、やっぱ、すごいことなのですね。学校!


by 校長