音楽室に舞う 素敵な音色
ある日、ある時。
懐かしい、長らく聞いていない、懐かしい音が校長に聞こえてきました。
急いで3階へ駆け上がりました。
音楽室。感染予防のために、先生たちは、広い音楽室で、感染予防に努めながら、音楽の授業を、慎重に進めているのです。
やっぱり。
リコーダーの授業だ!
3年生。
先生は、一人、一人、丁寧にご指導され、一人一人の、音色をチェックしておられました。
綺麗な音が出ているよ。
とても上手だよ。
こうやって、一人一人、丁寧に声をかけて褒めてもらうと、子どもたちもきっと、自信を持って、演奏できるのです。
さあ。
みんなで、音を、合わせてみよう。
静かに、息を吹き込んでね。
単音ですが、綺麗な合奏が始まりました。
それは、久しぶりに聞く、音色でした。
校長の心に染み入りました。
子どもたちも、うれしそうです。
何ヶ月ぶりでしょうか。
リコーダー演奏。
涙が出てくるね。
綺麗な音色だよ。
子どもたちの演奏に合わせて、先生が、ピアノを演奏されます。
先生のピアノの音色が、素晴らしい。
子どもたちのリコーダーの音色に花を添えます。
おそらく、この学習は、4月に行われる予定のものだったと思います。
子どもたちは、自分達の音色に酔いしれながら、演奏を続けていました。
みんなの心の綺麗さが、そのまま、音になって、教室に漂っていました。
♪ 音楽室に舞う 素敵な音色。♪
こうやって、少しずつ、日常を取り戻していこうね。
楽しい、音楽の授業でしたね。
教室を出て歩きながら、校長は、考えていました。
この3年生、実は、最もコロナの影響を受けている学年です。
小1の時に、「それ」が始まったからです。
鍵盤ハーモニカの演奏も、
水泳も、
お弁当を食べる運動会も、
明道っ子祭りも、
あさぎり集会も、
ほぼ、最も経験していない学年です。
不自由な中でも、精一杯の、思い出づくり。♪( ´▽`)
PTA会長と校長の合言葉。
10月初旬。
3・4年生のみを対象に、
今年の最大イベント。
書家「紫舟さん」の特別書道授業
(ラブレタープロジェクト)が、
体育館で、行われます。
3年生、どうぞ、楽しみに!
by 校長