オンラインだからできること
ある日、
保健室先生と食育先生が、お二人で、遠慮がちに、
校長室へ。
「校長先生、歯磨き指導を、オンラインで行いたいのですが。」
「コロナ禍ですものね。仕方ないですね。」
「で、内容なのですが、オンラインの特色を生かして」
「◯◯や、■■や、▲▲をしたいのですが・・・。」
ふむ・・・。
٩( ᐛ )و
いいでしょ、やってください!
\(^o^)/ \(^o^)/
ありがとうございます、子どもたちのために、がむばります!
こうして、この、ビッグイベントが始動しました。
「オンライン歯磨き指導」
保健室先生、少人数教室から発信!
子どもたちは、興味津々!画面に釘付け。
まずは、学校歯科医先生の明道っ子へのビデオレター。
歯科医先生が、ビデオで語りかけてくれること、初めてですよね。
テレビだから、とても身近に感じます。
次は、保健室先生による、明道っ子の、むし歯の傾向性説明。
結構、わたしたち、むし歯多いじゃん!気をつけなきゃ!!
歯肉炎、怖いね。
次の企画は、校長、正直、驚きました。
このような、歯の状況が図示されたカードが使われました。
このカード、実は、一人一人、歯の状況がマークで示され、
そして、個人カードは、各自のクロームブックに、
個別に、送付されていたのです。
つまり、自分の「歯の様子」が、自分で分かるわけです。
みんな、驚いて、画面を見ていました。
へー、こうなんだ。
むし歯、ありませんように・・・。
先生、いつの間にこんな手の込んだことしたのかなあ?
むし歯、なかった、よかった!
次は、手鏡で、実際に自分の歯とイラストを比べて確認します。
へー、イラストの通りだね。
自分の歯を見ると、よく分かるわ。
みんな、興味津々、画面に釘付けでした。
さて、次は、ビデオ鑑賞。
歯肉炎について、お勉強。
そして、歯磨きの大切さを学びました。
まだまだ工夫は続きます。
ここで、指導者交替。食育先生、登場です。
あのね、歯の健康のためには、
しっかり噛むことが大切なんですよ。
そして、何やら、明道っ子に、配り物が・・・。
え??給食で出る、黒糖ビーンズ!それと、濡れティッシュ!!
さあ、濡れティッシュで手を拭いて、
ビーンズを2個、食べて、
30回、くちゃくちゃしてください。
え!本当に、食べていいの!!
みんな、恐る恐る、もぐもぐタイム!!
もぐもぐもぐもぐ・・・。
さあ、代表の子にインタビュー!
どうですか、口の中。
最後は、粉になって、溶けていっていました。
さあ、では、みんなで、音楽に合わせて、
よく、歯を磨きましょう!
みんな、今日は、いい勉強しましたね。
はい、校長先生、
これから、よく噛んで食べて、
歯ぐきの境目をしっかり磨きます。
そうですか、よく覚えましたね。
ところで、工夫が詰まった、このイベント。
コロナ禍ですから、各教室で行われたわけですが。
オンラインだから、できたことが、あります。
1)歯科医先生のビデオレターを身近で見られたこと。
体育館だと画面が遠くなります。
2)担任のサポートがきめ細かにできたこと。
体育館の集会だと、担任の触れ合いは少なめに。
3)実際にビーンズを食べられたこと。
体育館では衛生上、食べるは無理かな。
4)個別にクロームブックで、絵カードが送られたこと。
体育館では、クロームブック操作は困難。
5)歯磨き指導を行えたこと。
体育館で、全員では歯磨きは到底不可。
ね、オンラインだからできたこと、できること、明道小の先生方は、きちんと理解して、イベントを仕組んでおられるのです。
ふむ、この企画、
校長の想像を超えた、スペシャルイベントでした。
恐るべし、
保健室先生、食育先生・・・。
やるじゃん!ご両名。(๑>◡<๑)
by 校長