子どもの不思議な超能力(閲注)
夏シーズン到来です。
夏になると、あるモノが人気者になります。
ほら、今朝も、見つけたようですよ。
・・・苦手な方は、閲覧注意!
「校長先生、いましたよ!」
ですね。
最近、雨が続いたからね。
セミさん、雨の時は羽化しないの。
今日は、雨が上がったから、一気に羽化したんだね。
やった!これで。
今日の収穫は。
2個目です。٩( ᐛ )و
よかったね・・・。
「セミが羽化始めたら、夏シーズン到来だなあ・・・。」
女子さんも。嬉しそうに・・・。
「校長先生、ほら!」
そんな、セミ騒動の最中。
ある1年生男子くんが、校長先生の手を引っ張りました。
「校長先生、珍しいものがありますよ。来てください。」
なんだろう・・・。
ん?学校の外壁????
通学路逆走につき、すぐに、人だかりとなりました。
なんだ・・・?なんだ・・・?
「校長先生、これです。見てください。」
ほー!
これは珍しい!
何が「珍しいか」分かりますか?
よく、観察してみてください。
通常の、セミの抜け殻は。このように。
背中が割れて、セミさんは、羽化して、中にいませんよね。
ですから、セミの抜け殻は、目が白くなっています。
ところが・・・。
1年生男子くんが見つけた、このセミさんは。
なんと。
まだ、中におられるのです・・・。
基本的に、セミの幼虫は、地面の中で数年間過ごし。
ある日。夜間に、土を抜け出して。
木によじ登り、朝方頃、羽化します。
・・・ですから、この状況で、幼虫がうろついていのは、奇跡です。
この1年生男子くん、その奇跡を発見したのです。!(◎_◎;)
お友達。ツンツン。
あ、柔らかいよ。生きてるよ。
みんなで、ちゃんとセミになるように、応援しようね!
バイバイ、セミさん。頑張ってね!
その後も、たくさんの子どもさんが、登校してきました。
校長は、珍しい現象をみんなに知らせました。
「すごいよ。生きたセミの幼虫さんがいるよ!」
校長先生、初めて見ました。すごいです!
みんな、セミの幼虫さんに、驚きます。
生きた幼虫さんですよ!
へー、珍しいですね。
ふむ、校長先生、すごいですね。
へー。目が黒いですね。
珍しいですね。
校長先生、これ、すごいですよ!
この男子くん、感動しながら、「元気に育ってね」と、手を振ってくれました。
校長は、思います。
子どもの頃の、視力って、すごいなあ、と。
だって。
大人が、ここを通っても、決して、セミさんには気づかないでしょう?
だって、単なる、壁ですよ。
どんな、超能力を使うと。
このセミさんに、気づくことができるのでしょう?
そして。
この大発見を、校長に伝えた、この子どもさんの、感性の素晴らしさ!
子供って、こんなに、素敵なんですよね。
そんなこんなで、素晴らしい子どもの感性に、感動していたら・・・。
次が・・・。
「校長先生。」
「はい?」
「校長先生、歩いてたら。」
「四葉のクローバー見つけました。」
「歩いていて?見つけたの?」
「はい!\(^o^)/」
・・・歩いていて。
四葉のクローバーを探し出せる。
・・・子どもの不思議な超能力。
どんだけ〜(*_*)・・・というお話でした。
by 校長