日誌

デジタル(タブレット端末)を効果的に使って!

 1年生の教室に行ってみると、国語の授業で言葉集めの学習をしていました。マスの中に、いろいろなひらがなが書いてあって、その中から言葉を見つけるという学習です。子どもたちの机の上には、国語の教科書とノート、それにタブレット端末がありました。まず、子どもたちはタブレット端末に表示されている、マスの中のひらがなを見て、ひらがなを縦と横につなげて言葉になるものを見つけます。次に、それを丸で囲みます。最後に、言葉集めが終わったことを確認して、それをノートに書きます。この学習のポイントは、デジタル(タブレット端末)とアナログ(ノート)の長所を取り入れているところです。タブレット端末に表示されているマスの中のひらがな(デジタル教科書)を活用することで、子どもが間違えたら、囲んだ線だけをすぐ消すことができます。また、子どもたちが黒板に書いてあるマスとひらがなをノートに書いて写す時間を省略することができます。一方、ノートには、学習したことを記録するという役割があります。子どもたちは、見つけた言葉をノートに整理して記録として残していました。このことから、今回のタブレット端末は、言葉を見つけるための手段と考える時間の確保という2つの長所に着目して活用されています。また、ノートに見つけた言葉を整理して書くことで、学習したことを記録として蓄積できるという長所に着目して活用されていました。先生が最初に今日の学習の進め方を子どもたちに説明していたので、子どもたちは自分で考えて黙々と学習を進めていました。1年生ながら、すばらしい学習態度でした。先生は、子どもの学習状況を確認しながら、個別に声かけをしていました。