by校「ユレキャラ 【ボラ】 ウェルビーイングに包まれる」094
祝吉地区「3校PTA講演会」にお招きし、
大好評を博した
地域減災教育の
全国区の有名人
江夏猛史さんから、
「都城市総合防災訓練に参加するのだが、人手が足りない。助けて!」
とSOSが届きました。
どんな会なのか、何をすればいいか、分からないまま。
校長は、ともかく「OK!」と伝えました。
人と人とは、一瞬の出会いを迎えます。
その出会いを一瞬で終わらせるのか、それとも一生の出会いにするのか。
校長は、子どもたちには、常々「出会いを大切になさい」と諭し続けています。
11月22日、17:50。
江夏さんから、メールが届きました。
江夏さんは、このように日本中を車で移動して、「こどもユレタキャラバン」を普及・啓発しておられるのです。
【こどもユレタキャラバンHP】
11月24日。7:30 。
とある学校の運動場。気温6度。
すでにたくさんの方が参集して、自衛隊車両、パトカー、救急車両など、多数展示されています。
福祉関係の方は、災害時の緊急食作りに懸命です。
消防、危機管理課の職員、関係機関の皆様、緊張気味に準備をしておられました。
私たちは、ユレキャラ ブースにて、ユレタマットを準備。
話を聞くと、驚くことに、本日は、500名ほどを「揺らす」とのこと。
(^^;; え? 500名??
続々と、訓練参加者、集い始めます。
中学生、350名ほど。自治公民館の関係者の皆様、150名ほど。
これは、大大規模なイベントではないですか!
訓練隊長は、池田市長様でした。
٩( ᐛ )و
徳留市議会議員様、まるみか市議会議員様、都城市教育長様、副市長様、総務部長様 など、そうそうたる皆様、集合です!
1グループ15分の10グループローテーション。
熱い熱い 江夏さんの講義が始まります。
「防災対策は、生き残った人のためにあります。
まず、生き残ることが大切です。」
「災害が起きた時に、生き残るための「危険予測能力・危険回避能力」を皆さんは身につけなくてはなりません。」
「大地震が起きたら、これが上から落ちてくるのです」
子どもたち全員が、20kgのコンパネを手で支えます。
「ぎゃー!」
多くの子どもさんは、あまりの重さに悲鳴をあげます。
江夏さんの話は、
具体的であり、
現実的であり、
災害の既視体験に似た感覚を与えてくれます。
「体育館で地震に遭ったら、どこに逃げますか?」
「多くの子どもさんが、真ん中!」と答えます。
江夏さんは、笑顔で答えます。
「体育館の真ん中は最も被害が出るところです。」
例えば、あのスピーカー、大地震の時、
多くの体育館では落ちています。
だから、落ちてこないように、下にガードが付いているのです。
子どもたち「へー!」
子どもも大人も、江夏さんのお話には、頷きながら、聞き入ります。
なぜなら、その話は、
自分の
命を救う可能性を高める
話だと理解できるからです。
そして、講話は、最も大切な、「ユレタマット」に移ります。
「都城市の危機管理課が想定している最大震度は、6弱です。」
「それを体験してもらいます。」
さあ、私たち、ボランティアスタッフの出番です。
まず、ダンゴムシポーズで「揺れます」
すると、ダンゴムシポーズでは、全員が、崩れます。
ユレタキャラバンの主張は、
「ダンゴムシポーズではなく」
生き残るために
安全な場所に
はってでも辿り着く
カエルポーズ
を身につけることです。
ダンゴムシポーズで崩れた後は。
カエルポーズで、安全な場所を確認して、逃げ出す体験を行います。
震度6弱を経験した人は口を揃えていいます。
「こんなに激しい揺れが来るんだ」
「ダンゴムシポーズは、転げ回ってしまう。」
「カエルポーズで、どうにか、動けたよ。」
ユレタキャラバン。
15分の経験で。
危険予知能力を高め。
危機回避能力を高めるのです。
ボランティアスタッフは、3時間、休むことなく。
500名を揺らし続けました。
江夏さん考案のユレタマット。
本日のボランティア、全員で、
心地よい達成感を感じた瞬間です。
なぜなら、今日、「ユレキャラ(こどもユレタキャラバン)」に
参加した皆さんは、500名の参加者の皆様から
何度も何度も何度も
「ありがとう」
と言われたからです。\(^o^)/
これが、
他人が幸せになった時に
自分の幸せを感じるという
日本人固有の
協調的ウェルビーイング
という感覚なのです。
・・・ボランティア皆さん、おそらく今頃、手がコリコリコリ、足がコリコリコリ・・・(^^;;
【追記】 UMK報道されました。↓ クリック↓ (特定期間でリンクは消えます)
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令和6年度 行事一覧(NEW!)
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