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by校「健康観察1分前の奇跡」003

朝、7:30頃、祝吉っ子の登校が始まります。

集団登校班は、1年生をしっかり守ります。

歩く速さも、一年生に合わせて、ゆっくりです。

登校班は、一列で真面目に登校してきます。

班長旗を持つ班長は、プライドに輝いています。

班長さんや副班長さんは、班員を守り、約束を守り、とても偉いな、と感心します。

 

さて。

運動場では、高学年を中心に、「ボランティア活動」が盛んに行われています。

この祝吉っ子たちは、運動場に生えてきた、雑草抜きのボランティアです。

たくさんの祝吉っ子が、雑草の芽を抜いてくれています。

 

校長先生!

小さい芽をたくさん抜きましたよ。

「ありがとうね。手も汚れたでしょう。」

大丈夫です。「洗えばきれいになります」から。

 

こんな反応を返せる祝吉っ子の「純なきれいな心」が、校長は、大好きです!

 

さて。このメンバーの近くには、雑草を入れるビニル袋がありませんでした。

「誰か、ビニル袋を取って来てくれますか?」

すると。

「はい!」と元気な返事とともに。

走り出した二人。

彼らは、全力疾走で、運動場と反対側の校舎へ。

その間に、残った祝吉っ子は、黙々と草抜きを続けていました。

黙々と・・・ただ、黙々と。

手は汚れていきますが。

逆に、心はどんどんきれいになっていっている。

校長には、そう感じられました。

 

そこに。先ほどの6年生。全力疾走で、ビニル袋を届けてくれました。

「はい。雑草入れて!」

 

「ありがとう!」

たくさんの雑草が、袋に入っていきました。

時計を見て、子どもたちは動き始めます。

「さあ、あがろうよ!」

「うん!」

当然のように、全力疾走で。

「みんな、ボランティア、ありがとう!」

という校長に。

 

「校長先生、お礼を言ってくださって、ありがとうございます」

と、返してくる祝吉っ子って。

٩( ᐛ )وすごい・・・。

 

さて。この朝の小さな物語には、まだ、続きがあるのです。

この、袋に入った雑草をまとめた袋は。

さっき、ビニル袋を走って取りに行ってくれた、もう一人の6年生

手に渡っていました。

「その袋、君が捨てにいってくれるの?」

「はい、友達から受け取りました。」

「どうして?」

校長の質問に、その祝吉っ子は不思議そうな表情を浮かべました。

「僕が、代表で、捨てにいってあげようと、思ったからです。」

こんな、優しさに包まれた、祝吉小 ( ;  ; )

「ありがとうね。偉いね。

「校長先生。褒めていただいて、ありがとうございます!」

 ※ ありがとうの、ありがとう返し! これまた、すごい!٩( ᐛ )و

この学校、すごい子どもたちが、育っています。

健康観察1分前の奇跡、というお話でした。

 

by 校長