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夏の熱戦!九州少年野球大会に参加しました!

 7月2日(水) 大分県クラサススタジアムにて、九州少年野球大会が開催されました。グラウンドには容赦ない夏の陽射しが照りつける一方で、時折吹き抜ける心地よい風がユニフォームの裾を揺らしました。まさに“熱戦”にふさわしい舞台です。選手たちには緊張の様子が窺えるものの、静かに闘志を燃やしています。審判のコールを今か今かと胸を躍らせて待っていました。

 【1回表(攻撃) 静かな立ち上がり】先攻はみやざき学園です。先頭のA選手が豪快なスイングを見せましたが、惜し くもアウトになりました。続くB選手がセンター前にヒットを放ちますが、後続が倒れ、この回は無得点で終わりました。

 【1回裏(守備) 応援を背に無失点発進】先発のC選手は、家族の応援もあり少し硬さが見られましたが、粘り強い投球で無失点に抑えました。声援を力に変えて初回をしのぎました。

 【2回表 攻撃陣爆発】D選手が四死球で出塁し、続く職員打者がライトオーバーのスリーベースヒットを放ちました。さらにキャッチャーの送球ミスの間にもう1点を追加し、この回みやざき学園が2点を先制しました。

 【2回裏 一転、苦しい展開に】しかしその直後、先発のC選手が制球を乱し、連打と四死球、さらには守備のミスが重なって、一挙7点を失いました。ピッチャーはB選手に交代し、何とかこの回を締めました。

 【3回表 応援と共に反撃開始】B選手とE選手の連打でチャンスを作り、相手のミスも絡んで1点を返しました。学園の先生が差し入れを持って駆けつけてくださり、応援の声もさらに熱を帯びました。

 【3回裏 キャッチャーが魅せる】キャッチャーのD選手が、ワンバウンドの球を何度も体で止めるなど、成長の見られる好守を見せました。B選手も安定した投球を取り戻し、この回は最小失点に抑えました。

 【4回表 驚きのランニングホームラン】A選手がセンターオーバーの大飛球を放ち、快足を飛ばして一気にホームインしました。まさかのランニングホームランです!出塁していた職員を追い越しそうな勢いでした。

 【4回裏 守備の乱れ、そして心の乱れ】B選手が粘るも、内外野のミスが続きピンチが広がりました。マウンド上では苛立ちを隠せず、その様子が表情や動作にも表れました。しかし、A選手をはじめとした仲間たちから「踏ん張りどころ!」「ピッチャー、いけるよ!」という前向きな声援が飛びました。ピッチャー交代も検討されましたが、本人の気持ちを尊重して続投となりました。苦しみながらも3アウトを取り切り、この回を乗り越えました。失点は4点でした。

 【5回表(最終回) 最後まであきらめない姿勢】試合終了5分前、監督同士の協議により次の回が最終回と決まりました。点差は7点。厳しい状況ではありましたが、選手たちは最後まであきらめていませんでした。先頭のB選手が渾身のスイングでツーベースを放ち、相手の守備のもたつきを突いて三塁、さらにキャッチャーの隙を突いて本塁へ突入しました。クロスプレイとなりましたが、判定は「セーフ」です!B選手が自らのバットと足で1点をもぎ取りました。しかし、反撃はここまでとなり、試合はそのまま12対6で終了しました。

 試合後、両チームでグラウンド整備を行い、整列して挨拶を交わしました。試合は敗戦に終わりましたが、選手たちの表情は晴れやかでした。一人一人が仲間の声に支えられ、最後まで全力を尽くし、戦い抜きました。暑さも、悔しさも、成長も、すべてが詰まった夏の1ページとなり、忘れられない大会になりました。