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学校の様子

ふれあい祭に向けて準備が進んでいます

 11月8日(土)に予定されている「ふれあい祭」に向けて、児童生徒と教職員が協力しながら準備を進めています。清掃活動では、毎週のように銀杏の回収を行い、先週の30日(木)には放課後の部活動の時間を活用して、学園および学校敷地内の環境整備を行いました。この日は温かく、じんわりと汗をかきながらの作業となりました。広い敷地を少ない人数で整備するため時間もかかりましたが、草刈りや集めた草の運搬など、みんなで協力して取り組みました。

 4日(火)と6日(木)には発表のリハーサルや会場の準備を行い、7日(金)には販売予定の作物の収穫や最後の練習を実施する予定です。

 8日(土)のふれあい祭当日には、児童生徒がそれぞれ自分で設定したテーマについて発表を行います。これは、一学期から総合的な学習の時間で進めてきた探究活動の成果発表の場です。限られた時間の中で、担当の先生と相談しながら計画を立て、調べ学習を進めてきました。どのような発表になるのか、ぜひご期待ください。また、当日は合奏も披露します。児童生徒と学園・学校の先生方が力を合わせて練習を重ねてきました。中には、これまで触れたことのない楽器に挑戦する生徒もいますが、一生懸命練習に励んできました。演奏曲は当日のお楽しみです。

 ふれあい祭に向けて、児童生徒と教職員が一丸となって準備を進めています。来場される皆様に楽しんでいただけるよう、そして自分たちの成長を感じていただけるよう、心を込めて取り組んでいます。当日をどうぞお楽しみに。

食育講話を行いました

 10月30日(木)「食事と生活習慣病のかかわり」をテーマに食育講話を行いました。

 講師の先生からは、塩・糖・脂肪がそれぞれ私たちの体にどんな働きをするのか、そして摂りすぎたときに起こる生活習慣病についてわかりやすくお話しいただきました。
 塩分を摂りすぎると高血圧の原因になったり、糖分を摂りすぎると糖尿病につながったりすることを、身近な食品や飲み物の例を通して学びました。カップ麺やジュースに含まれる塩分・糖分の量をスティックシュガーなどで具体的に示してもらう場面では、生徒たちから驚きの声が上がっていました。

 また、主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事や、野菜から食べ始める「ベジファースト」、朝ご飯をしっかり食べる大切さについても教えていただきました。カルシウムやビタミンDをしっかり摂り、日光を浴びて健康な体を作ることが、100年時代を生きるための第一歩になるというお話も印象的でした。

 生徒たちは、初めて知ることや新たな気付きが多く、楽しみながら学ぶことができました。今回の講話を通して、日々の食事を大切にいただき、健康的な生活を意識するきっかけになりました。

まんがづか認定こども園との交流会

 10月30日(木)まんがづか認定こども園の園児たちと交流会を行いました。

 朝、園児を迎えに行くと、元気いっぱいの挨拶と満面の笑顔で出迎えてくれました。学校までの道のりでは、「ねえお兄ちゃん!お姉ちゃん!」とたくさん話しかけてくれる園児たちに、生徒たちの緊張も次第にほぐれ、自然と笑顔がこぼれていきました。歩きながら手をつなぎ、楽しそうに言葉を交わす姿からは、温かな空気が流れていました。

 体育館での開会式のあと、本校の生徒と職員による合奏「僕らまた」を披露しました。園児たちにとっては初めて見る楽器も多く、目を輝かせながら耳を傾けてくれました。演奏を終えた生徒たちは、園児たちからの大きな拍手を受けて嬉しそうな表情を浮かべていました。続いて園児たちによる発表では、元気いっぱいの歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。二曲目の「幸せなら手をたたこう」では、園児と生徒、そして職員までもが一緒になって手や足を動かし、会場全体が一体となる素晴らしい時間となりました。
 その後のレクリエーションでは、生徒たちが事前に企画・準備してきた「ジェスチャーゲーム」と「シルエットクイズ」を行いました。園児たちは元気よく手を挙げて回答し、出題していた生徒たちも笑顔で交流を楽しんでいました。計画を重ねてきたこの二つのゲームは大成功に終わり、生徒たちの達成感に満ちた表情が印象的でした。

 交流会の後半は学校の農場でのじゃがいも掘り体験です。スタートの合図とともに園児たちは一斉に駆け出し、夢中になって土を掘り返していました。小さな手で一生懸命じゃがいもを探す姿はとても微笑ましく、あちこちから楽しげな笑い声が響き渡りました。たくさんのじゃがいもが収穫され、その日のうちに、園に届けられました。園児たちが家でおいしく食べてくれることを願っています。

 最後のお別れ式では、生徒たちが心を込めて作った手作りのメダルを園児一人ひとりに手渡しました。園児たちは嬉しそうに笑顔を見せ、生徒たちの周りに集まって感謝の気持ちを伝えてくれました。生徒たちにとっても、自分たちの思いが届いたことを感じられる、心温まる瞬間となりました。

 今回の交流を通して、生徒たちは、園児たちの純粋な笑顔や一生懸命な姿にたくさんの元気をもらいました。小さな手を取りながら優しく関わる中で、思いやりや責任感が育まれ、貴重な学びの時間となりました。園児たちにとっても、少し年上のお兄さん・お姉さんと過ごす時間が、楽しい思い出として心に残ってくれたら嬉しいです。

 万ヶ塚認定こども園の園児の皆さん、そしてご引率いただいた職員の皆さま、本当にありがとうございました。明るく元気な園児たちの姿と、温かく丁寧にご対応くださった先生方のおかげで、笑顔あふれる素晴らしい交流会となりました。これからもこのご縁を大切にし、来年度もこのような温かい交流会が実施できることを願っています。

落花生の収穫を行いました

 9月22日(月)総合の時間を使って落花生の収穫を行いました。農業指導の先生がこれまで大切に育ててくださっていた落花生です。子どもたちはもちろん、教職員の中にも「落花生の収穫は初めて」という人が多く、みんなワクワクしながらこの日を迎えました。

 落花生は、地上で花を咲かせた後、子房柄(しぼうへい)が土に伸びていき、土中で実をつける少し不思議な植物です。そのため、まず地上の茎や葉を取り除き、土の中に隠れている落花生を一つ一つ丁寧に掘り出さなければなりません。なかには子房柄にたくさんの落花生が付いて出てくることもあり、子どもたちはその様子に目を輝かせていました。そして、収穫のたびに「コロン、コロン」と音を立てながらバケツに落ちていく落花生に子どもたちは大喜び。畑のあちこちから笑い声が響きました。

 土からはほのかに落花生の特有の香りが漂い、秋の訪れを感じる一日となりました。今回の活動を通して、子どもたちは「食べ物ができるまでの過程」や「自然の恵みをいただくことのありがたさ」を実感することができました。収穫した落花生は、しっかりと乾燥させた後、給食でいただいたり、11月に予定されている「ふれあい祭」で販売したりする予定です。自分たちの手で収穫した落花生の味を楽しみにしています。

全校朝会が行われました

 10月7日(火)、全校朝会が行われました。まずは代表生徒によるスピーチです。自分の「推し」をテーマに話を展開し、「どんなに辛いことがあっても、推しを見ると元気が出て、明日も頑張ろうという気持ちになれる」と語ってくれました。最後には、「みんなも自分を支えてくれる“推し”を見つけてほしい」という温かいメッセージで締めくくりました。聞いていた児童生徒たちも、自分を励ましてくれる存在について考えるきっかけになったようです。

 続いて、先生方による講話が行われました。1人目の先生は、ご自身の妊娠期間を振り返り、体や心の変化を通して感じたことを話してくださいました。「今はどんな時期なのだろう」「これから何をしなくてはいけないのかな」「自分にできることはあるかな」と考えることや、「正しい情報を得ること」、「生まれてくる赤ちゃんのために考えていくこと」の大切さを教えてくださいました。

 2人目の先生は、大学時代の経験をもとに、宮崎の方言と他県の言葉の違いについて話をしてくださいました。出雲弁では語尾が「〜だに」「〜だが」となることや、連続テレビ小説のタイトルにもなった「だんだん」という言葉の意味についても紹介してくれました。「だんだん」とは「ありがとう」という意味なのだそうです。聞いたことのない言葉の面白さに、会場は笑顔で包まれました。先生は最後に「同じ日本人でも、地域によって言葉や文化はさまざま。違いを受け入れながら人と関わっていくことが大切です」とまとめられました。

 今回の朝会は、生徒・先生それぞれの経験や思いを通して、「自分を支えるもの」や「心と体・人とのつながり」について深く考える時間となりました。自分の知らない文化や言葉と触れ合うときや、将来パートナーとの間に新しい命が誕生したときには、ぜひ今日の講話を思い出してほしいと思います。

被爆体験伝承講話が行われました

 9月12日(金)本校にて被爆体験伝承講話が行われ、講師に広島県から出山ひさ子様をお迎えしました。

 被爆者の平均年齢は96歳となり、その経験を直接聞くことは年々難しくなっています。出山様は、実際に被爆者の体験を聞き、「伝承」という形で思いや願いを次の世代へ語り継ぐ活動を続けておられます。

 この日は〈幸せとはなにか・命とはなにか・平和とはなにか〉の3つのテーマを軸に、子どもたちに語りかけてくださいました。

 講話では、被爆者である鳥越不二夫さんの体験を紹介されました。鳥越さんが生まれる前から日本は戦争をしており、〈平和が存在しない毎日〉それが当たり前だったそうです。1945年8月6日、雲ひとつない青空の下、B29のエンジン音とともに原子爆弾が投下されました。その瞬間、太陽が爆発したかのような閃光と爆風が街を襲いました。秒速280mにも達する熱線と衝撃。全身に煮えたぎったお湯を浴びせられたような痛みが走りました。周囲には顔や体を焼かれた人々が「痛い」「苦しい」「水を」と助けを求めていたそうです。

 鳥越さんご自身も大やけどを負われました。病院には消毒も薬もなく、お酢と小麦を混ぜたもので応急処置をされ、全身を包帯で巻かれました。死の淵をさまよいながらも、母親の子守唄だけが心の支えとなったそうです。血や膿があふれるたび、母親は毎日のように包帯を替え続けました。母親の懸命な看護のおかげで、鳥越さんは奇跡的に助かったそうです。

 

 出山さんによれば、鳥越さんはこうおっしゃったそうです。

 「幸せとは息ができること。つまり、当たり前の日々こそが幸せ」

 「私は一度、原爆で命を失ったようなもの。このかけがえのない命を大切にしなければならない」

 「平和とは、毎日三度の食事ができる当たり前の日常のこと」

 そして、平和な世界をこれからも守り続けていくための心構えとして「周りの人を大切に思うことが平和につながる」と、強い思いを子どもたちへ伝えてくださいました。

 原爆投下から80年が経った今でも後遺症に苦しむ人々がいます。そして世界に目を向けると、今もなお紛争や戦争が続いています。中東での対立やアフリカ各地での民族間の衝突など、平和とは程遠い現実の中で暮らしている人々も多くいます。このような現実は「平和を守ること」の重大さと責任を改めて私たちに問いかけているように感じます。

 今回の被爆体験伝承講話は、児童生徒たちだけでなく、会場にいた教職員含め全ての人が「平和のバトン」を受け取った会になりました。これからは私たちが、それを次の世代へつなげていく責任があります。二度と同じような過ちを繰り返さないために、そして平和な日常を世界中に広めるためにも、私たちにできることは何かを考えていかなければなりません。まずは鳥越さんと出山さんがおっしゃったように「周りの人を大切にする」ことを大切にしながら、行動していきたいと思います。

じゃがいも・人参・大根を植えました

 9月2日(火)の総合の授業でじゃがいも・人参・大根の植え付けを行いました。連日猛暑が続いており、この日も強い日差しの中での作業となりましたが、水分補給をしながら最後まで一生懸命に取り組むことができました。

 まずは農業指導担当の先生から、じゃがいもの種芋の植え方を教わりました。穴を掘り、種芋をそっと置いて土をかぶせ、上から優しく押さえます。「植えられた」というほっとした表情を浮かべる生徒もいれば、中にはバケツに種芋をいっぱい入れてどんどん植えていく生徒の姿もあり、笑顔があふれ、和気あいあいとした雰囲気の中で作業が進んでいきました。

 

 続いて人参と大根の種をまきました。人参の種は小さな白い丸い粒、大根の種は濃いピンク色をしており、子どもたちは「こんなに小さな種が人参や大根になるのか」「種の色が全然違う!」と興味津々。作物ごとに植え方や育ち方が異なることに驚きながらも、丁寧に作業を進める姿が見られました。最後の水やりや片付けまでしっかりと取り組むことができました。

 

 また、ふと隣の畝を見ると、1学期に植えた茄子やピーマンが大きく育ち、収穫できるほどのたくさんの実をつけていました。自分たちで植えた野菜が成長していく様子を間近に見ることができ、児童生徒たちは達成感を感じていたようでした。今回植えたじゃがいも・人参・大根も大きく育ってくれることを楽しみにしています。


 今回のこの活動を通して、野菜ごとに植え方や育ち方が異なることを学ぶとともに、協力して作業する楽しさや、自分たちの手で育てる喜びを感じることができました。今後も様々な野菜を植え、収穫した際には食堂で調理していただき、自分たちで味わったり、11月に予定されているふれあい祭での販売にもつなげていく予定です。

避難訓練を行いました

 本校では、防災意識を高めるために、毎学期避難訓練を実施しています。2学期は26日(火)、始業式の後に行いました。災害はいつ、どこで起こるか分かりません。自分の命を守るためには、避難の原則や避難経路をしっかり理解しておくことが大切です。


 訓練に先立ち、まず地震について学習しました。「70%〜80%」という数字は、南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率を示しています。動画視聴を通して、地震発生時の身の守り方や避難の仕方、そして地震と津波の恐ろしさについても考えました。過去の災害の教訓をもとに、次に備えることが命を守ることにつながるということを、子どもたちも教職員も改めて学ぶ機会となりました。


 その後、実際の災害発生を想定して避難訓練を行いました。まずは机の下にもぐり、頭を守りながら机を押さえ、揺れが収まってから非常口へ向かって避難しました。子どもたちは真剣に取り組み、暑い中でも安全に素早く校舎外へ避難する姿が印象的でした。

 災害は、私たちの予想を超えて突然やってきます。だからこそ「自分の命は自分で守る」という意識を、日頃から心に持っておくことが大切です。今回の訓練は、ただの練習ではなく、未来の命を守るための準備です。子どもたち一人一人が真剣に取り組む姿から、その思いの強さと避難訓練の意義を感じました。

 

 災害が起きないことに越したことはありません。しかし、もしその時が訪れたとしても、今回の学びを思い出し、自分の命、そして家族や周りの命を守る行動につなげてほしいと願っています。これからも学校全体で防災意識を高め、地域と共に安全・安心な環境づくりに努めてまいります。

2学期 始業式

 8月26日(火)、2学期始業式を行いました。代表生徒4名が2学期に向けて自分の思いを発表し、会場には新しい学期のスタートにふさわしい、真剣で温かな空気が広がりました。

 最初に発表した生徒は、「規則正しい生活をする」「思い通りにいかなくても人のせいにしない」「相手のことを考えた言動を心がける」など、5つの目標を力強く語りました。その姿勢は、日々の生活を大切にする強い決意が感じられました。

 続く2人目の生徒は、「1時間の授業に集中し、最後までやりきる」「言葉遣いをより丁寧にし、指示を一度で聞き取る」「部活動では3年生が引退した後もチームを引っ張っていく」と語り、学習と部活動を両立しようとする姿勢を示しました。

 さらに3人目の生徒は、「意欲を持って授業に臨む」「ポジティブな言葉で周囲に良い影響を与える」「部活動では誰よりも声を出して仲間を盛り上げる」と発表し、明るく周りを支える決意を伝えました。

 最後の4人目の生徒は、「積極的に授業を受ける」「反省を活かしてトラブルを避ける」「挨拶や敬語を続けていく」「最後の試合に向け、一つ一つ課題を乗り越え、チーム力を高めていく」と語り、自分自身と仲間を成長させていく姿勢を力強く示しました。

 それぞれの思いは単なる決意表明ではなく、大きなメッセージとなり、聞いていた児童生徒の心にも響きました。発表を聞く他の児童生徒たちの表情も引き締まり、自分のことのように目標を見つめ直しているようでした。

 

 続いて校長先生からは、1学期に掲げた「応援される人になる」というテーマをふまえ、今学期に意識して欲しいこととして、①「気持ちの矢印を自分に向ける」②「思いやりの矢印を周りに向ける」という2つの目標が示されました。これらの目標のとおり、自分の思いどおりにならないことや不満なことがあっても、周りの人や物を傷付けるのではなく、気持ちの矢印を「自分に」向け、自分の思いを伝える時には「相手のこと」を考えた言葉を選んでほしいと思います。

 お話しの最後には、校長先生より「これからの皆さんの変化を楽しみにしています。いい2学期にしていきましょう。」と励ましの言葉をいただき、子どもたちは大きく頷き返事をする姿を見せ、「頑張ろう」と心の中で決意を新たにしている様子でした。

 

 続く園長先生からは、「2学期は学園・学校外との関わりが多い学期であり、その中でこそ自分たちの成長が見えてくる。」ということが伝えられました。さらに「人と関わるときには、自分がされて嬉しいことを相手にもしていこう。」という温かい言葉をくださいました。加えて、夏休み中に自主的にグラウンドの草刈りをしてくれた生徒を紹介される場面もありました。拍手に包まれたその生徒は、とても嬉しそうな笑顔を見せ、会場全体が温かい空気に包まれました。

  式の後には、学習担当の先生から「授業態度」「テスト」「家庭学習」に関する話がありました。特に、授業中に関係のない発言をしないことや、集中して取り組む姿勢の大切さが伝えられました。そして最後に、「自分の未来のために学んでいきましょう。」という力強い言葉で締めくくられました。児童生徒たちは、自分のこれからを見据えた様子で、先生の話にしっかりと耳を傾けていました。

 こうして、生徒一人一人の言葉と先生方の温かな思いが重なり合い、白雲小中学校の2学期は希望に満ちたスタートを切りました。

 最後に、学校運営協議会の皆さま、日頃よりボランティア活動でお世話になっているほほえみの園の皆さま、そして地域の皆さま、どうぞ今学期も、白雲小中学校を温かく見守り、ご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

働く姿にふれる~職場体験学習をしました(7月23日・24日)~

 7月23日(火)・24日(水)の2日間、本校の生徒たちが地域の3つの事業所に分かれて職場体験を行いました。受け入れてくださったのは、牛谷自動車、都城警察署、都城市立図書館の皆さまです。それぞれの現場でしか味わえない体験の数々は、生徒たちにとってかけがえのない学びとなりました。

◆牛谷自動車

1日目は、自動車整備工場での作業に取り組みました。オイル交換や部品の点検、修理など、整備士の方の補佐を通して、技術の高さと安全への意識の深さを学ぶことができました。
 2日目は、なんとレッカー作業にも同行させていただく機会がありました。車の修理だけでなく、道路上で困っている人を支える姿に、生徒は深く感動したようです。技術だけでなく、人の役に立つ仕事であるという実感を得ることができました。

◆都城警察署

 1日目は、鑑識体験や護身術の指導をしていただきました。滅多にできない鑑識の体験で、生徒は道具や作業に興味津々の様子でした。緊張感のある空気の中でしたが、職員の方が優しく教えてくださいました。警察の専門性の高さに圧倒されながらも、生徒は真剣に取り組んでいました。
 2日目には、装備品についての学習やパトカーや白バイなどの警察車両を見学し、さらに警邏(けいら)体験もさせていただきました。憧れのパトカーに実際に乗り込んだことで、生徒は興奮しながらも、その重みと責任の大きさに気づいた様子でした。

◆ 都城市立図書館

 1日目は、図書の配架や書庫整理、さらにお勧めの書籍を選定する活動を行いました。普段利用するだけではわからない図書館の裏側を知り、運営の工夫や多様な業務に驚きの声を上げていました。
 2日目は、レファレンス(利用者の要望を聞く)体験やおはなし会の準備・実施に携わりました。本の魅力を伝える工夫や、市民の知的好奇心に応える図書館の役割にふれ、公共施設としての意義を肌で感じたようです。

 

 今回の職場体験では、どの事業所でも生徒たちが真剣に、そして前向きに取り組む姿が見られました。「知らなかった世界を知ることができた」「働くことの大変さとやりがいを感じた」「自分の将来の選択肢が広がった」など、生徒たちからは多くの気付きと学びの声があがっています。

 改めまして、2日間にわたって生徒たちを温かく迎え、丁寧にご指導いただいた牛谷自動車の皆さま、都城警察署の皆さま、都城市立図書館の皆さまに心より感謝申し上げます。生徒たちにとってこの体験は、ただの「仕事体験」ではなく、「社会と自分をつなぐ第一歩」となりました。これからの進路や生き方を考える上で、きっと大きな糧となることでしょう。

 今後も白雲小中学校では、今回のような「体験を通して学ぶ機会」を大切にしながら、生徒一人一人の「働くこと」や「生きること」、「社会とつながること」への関心を深めていけるようなキャリア教育を充実させていきます。また、地域と連携した学習の機会を広げることで、「ふるさとで学び、ふるさとに還元する」意識を育て、将来、自分の力で社会に貢献できる力を育んでいきたいと考えています。

 

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 11月8日(土)に予定されている「ふれあい祭」に向けて、児童生徒と教職員が協力しながら準備を進めています。清掃活動では、毎週のように銀杏の回収を行い、先週の30日(木)には放課後の部活動の時間を活用して、学園および学校敷地内の環境整備を行いました。この日は温かく、じんわりと汗をかきながらの作業となりました。広い敷地を少ない人数で整備するため時間もかかりましたが、草刈りや集めた草の運搬など、みんなで協力して取り組みました。  4日(火)と6日(木)には発表のリハーサルや会場の準備を行い、7日(金)には販売予定の作物の収穫や最後の練習を実施する予定です。  8日(土)のふれあい祭当日には、児童生徒がそれぞれ自分で設定したテーマについて発表を行います。これは、一学期から総合的な学習の時間で進めてきた探究活動の成果発表の場です。限られた時間の中で、担当の先生と相談しながら計画を立て、調べ学習を進めてきました。どのような発表になるのか、ぜひご期待ください。また、当日は合奏も披露します。児童生徒と学園・学校の先生方が力を合わせて練習を重ねてきました。中には、これまで触れたことのない楽器に挑戦する生徒...
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