トップページ

坂口 安吾

子供が学校に来ないので、ちょっとした感想文のご紹介です。


この前の日曜日に新聞を読んでいたら、
ちょっと変わった人を発見いたしました。
タレント・フリーアナウンサーの宇垣 美里さんとなっていました。
ご存知でしたか?

内容は中学生のころ、
「そこにある本を全部読むという謎の使命を感じて」
「図書館にある文学全集を読んでいました。」
「そんな時に出会った坂口安吾の堕落論が人生観の基となりました。」

と言うようなものでした。

これだけだと
「ふ~ん」

位でしょうが、実際に「堕落論」を
お休み前に手にとってみられると・・・

その難解さに引き込まれ、
数分もたたないうちに安眠できること間違いなし、・・・・・
というくらいの内容です。

以下一部の引用です。

日本の武人が考え出した
武士道も、
そうした人間の堕落の弱点に対する防壁であり、
自身や部下たちを律するための方策でもあった。
仇討の法や、「生きて捕虜の恥を受けるべからず」などの規定があったのも、
憎悪心が長続きせず、
昨日の敵は今日の友といった楽天性や妥協性を日常茶飯事とする
日本人を鼓舞するために編み出されたものであった。
日本人は規約に従順であるが、
我々の偽らぬ心情は規約と逆なものである。

このような内容が延々と続きます。

「安吾の言う堕落とは実は昇華のことではないのか。」
などという青臭い議論をしていたのが大学生の頃ですから、

中学生でこの文章が読めて理解でき
人生の基と言えるのがすごいですね。

で、この宇垣さんが本日話題の
小泉さんと滝川さんの話に寄せたコメントが

「この二人が喧嘩したらすごいでしょうね。
 そばできいてみたいですね。」

普通「おめでとうございます」っていいません????

(校長)