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今日の給食(117)


お待たせしました。
今日の給食の時間です。
今日の献立は「冬野菜のクリーム煮」「ハムのマリネ」「コッペパン」です。



たくさんの冬の野菜の煮込み料理で体がよく温まりました。
ここしばらく寒かったのでありがたい献立ですね。

蕪がほのかに甘くていい味を出していたのですが、
この「蕪が甘い」という感覚が私にはなくて、
1年生の大きなかぶで、おじいさんが
「あま~い、あまいかぶになれ。」
「大きな大きなかぶになれ。」
といって蕪の種をまく所がどうしても理解できませんでした。

実をいうとうちの連れ合いと結婚するまで
「蕪」という食べ物が
この世に存在すると言う事を
実感としてわかっていなかったのです。

なんせ飫肥の片田舎、
家の前にある川で野菜を洗い、
庭に飛んでくる「スズメ」と「ヒヨドリ」は
普通に晩御飯のおかずでしたし、
飲み水は「井戸水」。

近ごろ出るようになった
「水道」というものから出てくる水には
「カルキ」が入っているから
飲んではいけないといわれ、
家の前を普通に
ひとの乗った「馬」が歩いている・・・

そういう時代でしたから、
「シチュー」とか「クリーム煮」だとかいう食べ物は
見たことも聞いたこともありませんでした。

都会では、
「給食がまずくて残してしまい、
 放課後腹が減って部活ができない。
 何とかしてください。」
と、市長さんに手紙を書いた中学生がいると
ニュースになっていましたが、
三股町ではそんなことはありませんね。

とってもおいしくいただきましたよ。
ありがたい限りです。
(校長)