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今日の給食(37)


お待たせしました。
今日の給食の時間です。
今日の給食は「煎り鶏」「和風和え」「鮭菜飯」です。



なぜ今のような時間になったかというと、
検食でお腹一杯になって、ついうとうとと・・・・


ではなく、献立名が「いりどり」と書いてあったので、
漢字では何と書くのだろう?
そもそもいりどりとは何だろう?
「おでん」や「みそに」とどう違うのだろう?

などといろいろと調べておりました。

すると驚愕の事実が・・・・・・

何と何と、以前に「筑前煮は筑前地方ではがめ煮と呼ばれる家庭料理で・・・・」
と書きましたが、それらと同じだそうです。

なので「筑前煮」=「がめ煮」=「煎り鶏」なのだそうです。

じゃあ、同じ料理なのになんで呼び方が違うの?
と思いますよね、・・・・・( えっ、私だけ???? )
それを再び、調べておりましたが、正解は・・・・・

筑前地方のがめ煮を学校給食で紹介した際に、
全国の人にわかりやすく九州北部のことを筑前地方だとひとまとめにして、
それらの九州北部に伝わる家庭の煮込み料理のことを
「筑前煮」と言われるようになり、

その後、家庭科の教科書に「いわゆる筑前煮」が紹介された時に、
文部科学省と日本学校給食会とが連絡を取り合わなかったので、
鶏肉を一旦煎って煮付けることから「いりどり」と記載されて
「筑前煮」と「いりどり」はあたかも違う料理のようになってしまった。

というのが諸説ありますが、事の真相の一つのようです。

ちなみにその際「いりどり」と紹介されたので漢字で書くと
「煎り鶏」「炒り鶏」「煎り鳥」「炒り鳥」といろいろな書き方があるようです。
鶏肉を使ったものが「煎り鶏」で、鴨肉を使うと「煎り鳥」となる、
という説もあるようです。

いろいろあるのですが、今日の「煎り鳥」は多少煮汁が少なかったので、
この暑さの中たくさん体を動かしたあとの子供たちにはもっと汁気の多い
スープのような献立がよかったかもしれません。

朝から22度のプールに3時間ほど浸かって体の冷え切った
還暦前のおじさんにはありがたい限りだったのですが・・・・・

(校長)